お仕事コンシェルジュ

コラム
アップデート、働くわたし

どうする!?イヤイヤ期・反抗期の子どものコミュニケーション&親のイライラ対処法

突然ですが、みなさん家族間のコミュニケーションは意識されていますか?当たり前すぎて、なかなか意識が向かない部分かもしれません。

今回のコラムのテーマは「家族のコミュニケーション」。イヤイヤ期や反抗期を迎える子どもたちとの向き合い方、自分自身の気持ちのコントロール方法など、大切な時間をより大切にする方法を一緒に考えていきましょう。

コラムメンバーの子どもとの向き合い方やイライラ解消法もお伝えします。

▼コラムメンバー紹介はこちらの記事をご覧ください

目次

  1. 子育て中の反抗期、いつ頃にあるの?
  2. どうする?イヤイヤ期・反抗期/子どもとのコミュニケーション・接し方、パートナーとの共有
  3. イライラは子どもだけじゃない。自分自身のイライラ解消法
  4. さいごに

子育て中の反抗期、いつ頃にあるの?

人生のなかにおいて、反抗期は3回ある!?反抗期の子どもの特徴

「反抗期」とは、一般的に「子どもが人の意見や指示に反抗することが増える時期」を意味しています。反抗期は人生のなかで2回ないしは3回あると言われています。

第一次反抗期(1歳半~3歳ごろ)

いわゆる「イヤイヤ期」と呼ばれているこの時期。
自己主張と自己抑制を学ぶ期間であり「じぶんで!」と自立した行動をとりたいと表現するようになる

中間反抗期(年長~小学校中学年ごろ)

第一次反抗期と第二次反抗期の通過点。 「ギャングエイジ」と呼ばれることもある。
ギャングとは集団という意味。集団生活が始まり、家庭以外からの影響を受ける時期。

ギャングエイジの行動特徴

団の規則を理解して、集団活動に 主体的に関与したり、遊びなどでは自分たちで決まりを作り、ルールを守るようになる 一方、ギャングエイジとも言われるこの時期は、閉鎖的な子どもの仲間集団 が発生し、付和雷同的な行動が見られる。

(文部科学省HPより抜粋)
 3.子どもの発達段階ごとの特徴と重視すべき課題:文部科学省 (mext.go.jp)
第二次反抗期(小学校高学年~高校生)

思春期に最も多く訪れる反抗期。
身体的な変化やホルモンバランスの乱れから、乱暴な言葉づかいになったり、親を無視するなどの行動が現れる。

どうする?イヤイヤ期・反抗期/子どもとのコミュニケーション・接し方、パートナーとの共有

どんな時期にあっても反抗期は成長の証。そう思って温かく見守る…といってもコミュニケーションが必要なときもありますよね。それぞれの反抗期、親・保護者としてどのように対応するのがよいのでしょうか。
ここではそれぞれの時期にあわせた対応法をいくつかご紹介します。お子さんの性格や環境にあわせ、対応法を組み合わせながらコミュニケーションの参考にしてみてください。

1.イヤイヤ期/じぶんで!の気持ちを尊重して見守る

  • 見守る・自分でやらせる
  • 気持ちをそらす
  • 子どもの気持ちに寄り添う
  • スキンシップをとる

自我が芽生え始め、なんでもチャレンジしたい時期。自分でやりたいけれど、実際にやってみたらできなかった。その気持ちを言葉で十分に伝えられず、感情をコントロールするのが難しい時期でもあります。
脳の発達にあわせ子どものイヤイヤ期は落ち着いてきます。一人で抱え込まずに誰かに話を聞いてもらったり、安心できる相手に子どもを任せ離れてみる、などガス抜きをしながら対応しましょう。

コラムメンバーの対応法(たけなか 3歳ママ)

イヤイヤ発動しているときはしばらく放置して見守り、そのあとの愛情表現はしっかり行うようにしています。
本人の気分が落ち着いたところで、こちょこちょして笑いあったりとコミュニケーションをとるように。

<子どもに関するパートナーとの共有はどうしてる?>
子ども本人もまだ自分の話をされても気にしていない様子なので家族団らん時に共有しています

コラムメンバーの対応法(まつうら 2歳ママ)

イヤイヤモードのときは、いくつかの選択肢を与えて「自分で選んだ」という満足感を与える。
〇〇をやろう⇒「いや!」となりがちなので、この3つから選んでねとすると「(じっくり悩んだ後)これにする!」とイヤイヤのスイッチが切れることもある(ダメな時もあります)

<子どもに関するパートナーとの共有はどうしてる?>
子どもがいるときに落ち着いて話す時間はないのと、長男(年中)は自分の失敗などを話されるのを嫌がるので、
在宅勤務日のランチ時間をつかって子どもたちについて状況共有しています

2.ギャングエイジ/仲間意識が高まるからこそ友達との関わりに干渉しすぎない

  • 子ども同士のことについて、多少のことであれば口を挟まない
  • 悪い言動・行動についてはしっかり注意する
  • 子ども発信の話に耳を傾ける

いままで素直に親の言うことを聞いていた子どもでも、友達との関わりがふえ、家庭内と外での言葉遣いやふるまいが変化し始める時期。反抗的な子どもを無理に押さえつけるのではなく、子どもの話を聞くことで見守っているという姿勢を見せ、何かあったときに相談できる存在である安心感を与えてあげましょう。

コラムメンバーの対応法(せき 9歳ママ)

日によって気分にムラがありまさにギャングなこの頃。そんな我が家のコミュニケーションは3つ。
(1)「話を聞く」⇒ながら聞きはしない
(2)「最低限のルールを設ける」⇒ルールを守っていれば自由にさせる
(3)「一緒にいる時間をつくる」⇒一日すこしでも一緒にいる時間をつくる

<パートナーとの役割分担>
パートナーは厳しく叱る担当。自分は褒める役になるようにしています。

3.思春期/日常あいさつなど最低限コミュニケーションを維持しながら本人に任せる

  • 子どものやり方に任せる
  • 悪いことはしっかり教える
  • 親の気持ちを押し付けない
  • 放任しすぎない

思春期にはいると、学校生活を通して子どもは社会生活を学びます。
例えば部活動やアルバイトなど、友達との関係だけなく先輩・後輩といった上下関係なども増え、様々なストレスも感じるようになります。
親には反発できても先輩には逆らうことはできない、といった不安定な気持ちの中で生活しているので過干渉になりすぎず、日常的なコミュニケーションを維持して適度な距離感を保ちましょう。

イライラは子どもだけじゃない。自分自身のイライラ解消法

子どもの反抗期、イライラするのは本人だけでなく親もおなじ。
子どもの成長の証、とわかっていても感情があふれてしまうときの解消法を考えてみましょう。
ここでは、コラムメンバーが日常イライラしてしまったときの解消方法をご紹介します。

子どもにイライラしてしまうときは距離を置いてみる/たけなか(3歳ママ)

  • 子どもに対しては、とにかく距離を置く、別の部屋に行く。
    思考を別の世界に持っていくため漫画やスマホでドラマを見たりします。
  • おいしいものを食べる。バラエティ番組を見たり、お酒を飲む、寝るなども自分の機嫌を上げる方法のひとつです。

自分のご機嫌になる方法を家族間で共有/せき(年中・小学生ママ)

  • 「一人の時間が欲しい」と家族に宣言し、本を読んだり、ノートに書きだすとすっきりするので、その時間を確保します。
    子どもたちがテレビを見ている時間または、早起きできた朝や寝かしつけに成功した夜に一人の時間を作っています。
  • ご褒美のおやつとお茶
  • 何をしたら自分がご機嫌になるかを家族に伝える
    最近は、母に一人時間をあげるとご機嫌になり自分たちも自由時間になる!と気づいた子もたちが、「2時間じゆうにしていいけん」というお手製のチケットをくれました。 

イライラのきもちを共有できる相手を/まつうら(2歳・年中ママ)

  • 子どもと物理的な距離をとる
    ・夫がいれば夫にバトンタッチ。
    ・ワンオペ時にもうだめだ!となったら(例えばごはんを最後まで食べてくれないとかお風呂に入ろうとしないとか)
     年中の長男に妹の面倒を見てもらうこともあります。
    部屋を変えるなど物理的な距離をすこしの時間とるだけで冷静になれるので時々この手を使います
  • ひみつのおいしいもの(お取り寄せ)を食べる
    自分の機嫌取りはおいしいものなので、在宅勤務のお供にできるようなお取り寄せを頼むこともあります。
    選ぶときからワクワクできるのでこの時間も行為も必要不可欠です。

自分のイライラを認めて深呼吸。やるべきことを最低限に/いちかわ(両立ママ・パパを支える若手メンバー)

  • 気持ちに余裕がない日は、諦めてやることを最低限に絞ってしまうことが多いです
    イライラの原因とは別のことを先に片づけたり(特に淡々と手を動かせば終わるもの)、
    それができないときは「ああイライラしてるな」ととりあえず認めて深呼吸する。それだけでも少し落ち着きます。
  • とにかくたっぷり寝る

さいごに

子どもと同じく親も成長するもの。
反抗期を迎えるとどうしても家庭内が落ち着かなくなりますが、子どものことはコントロールできなくとも自分の心をコントロールすることはできるはず。自分のイライラに気づき、自分を労わる時間もつくることで、子どもの反抗期を乗り越えましょう。

「日々のリラックス・リフレッシュの方法について」は別の記事でもご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

関連記事

コラム|アップデート、働くわたし

【体験談あり】みんなどうしてる?共働き世帯のPTA事情

子どもが小学生になると密接に関わってくるのが小学校のPTA役員ではないでしょうか。特に未就学児の子どもをもつ共働き世帯では、今後の心配事の1つではないかと思います。「PTAって大変そうだけど、具体的にどんなことをするの?」「共働き世帯はどうすればいいの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。そんなお悩みについて考えてみました。PTAとはそもそもPTAとは、「ParentTeacherAssociation」の略語であり、昭和20年にアメリカから派遣された専門家から文科省を通じて日本へ広まりました。「家庭教育の充実を図り、学校・地域と連携して子どもたちのために活動する団体」として、子どもたちの健全な育成のために各地域で運営されています。はじめましてPTA|日本PTA全国協議会どんな仕事があるの?では、具体的にPTAにはどのような仕事があるのでしょう。PTA役員の仕事内容の割り振りや名称は学校ごとに異なりますので、一般的な例をご紹介します。PTA本部役員専門委員会このように、大きく「本部役員」「専門委員会」とわかれており、「専門委員会」の上に位置し、PTA組織の全体を統括しているのが「本部役員」です。共働き世帯のPTA役員の取り組み方子どものためとはいえ、役員の集まりは多くは平日なので、有給休暇を消化してしまい、体調不良時や家族行事などに回せないなどの懸念もあります。そのため負担が少ない担当で平穏にクリアしてしまいたいのが本音という方も多いのではないでしょうか。具体的な取り組み方をご紹介します。情報収集学校ごとに活動内容や活動回数も異なるため、情報収集が一番大切です。ご近所や学童の送迎、入所説明会で顔見知りを作り、PTA活動について情報交換しましょう。役員・委員になるタイミングを決める自身の就労状況や兄弟児の有無、家族や自身の健康状態によって、活動しやすいタイミングが変わってきます。また、中学受験を考えている場合は6年生での就任を避けたいなどの希望もあるかもしれません。一般的には低学年で役員・委員を希望する人が多いようです。職場に伝える役員や委員を担当すると、平日の活動に参加する機会も多くなるかもしれません。事前に上司や同僚へ伝え、休暇取得への理解を得たいところです。先輩パパ・ママの体験談では、先輩パパ・ママはどのような経験をしたのでしょうか。現在小学生のお子さんを持ち、近年PTA役員・委員を担当した方にお話しをうかがいました。体験談1(ママ)体験談2(ママ)体験談3(ママ)体験談4(パパ)以上4名の方にお話しをうかがいましたが、多くの方がお話しされていたのは「今は当時より変わってきている」ということです。具体的には、紙の印刷が減り、学校のルートに乗せたPDFの配信が利用できるようになっていたり、PTA会費が電子マネーで集金できるようになっていたりと、ここ1、2年でも変化があるようです。変化していくPTA半強制的なPTA廃止の動き共働き家庭の増加や、核家族化による家族形態の変化によって、全員参加制が求められる半強制的なPTAのあり方を見直し、より柔軟な運営を求める動きが出てきています。では、具体的にどのような形の学校があるのでしょうか。半強制的なPTAのない学校の1例実は、筆者の子が通う小学校ではPTA役員・委員のノルマはありません。本部役員は存在しますが、専門委員会が廃止となりました。では、専門委員会はどのように運営されているのでしょうか。保護者や近隣の中学生のボランティアによる任意参加各行事などの学校生活における係について、学校のSNSにてサポーター登録をすることにより、保護者が可能な時に応募して参加しています。これには近隣の中学生も加わり、卒業生などが運動会の係などを担当してくれています。活動の見直しPTA会費の使い方が見直されたことにより、「ベルマーク委員」が廃止となりました。また、このようなPTAに関する連絡事項は連絡アプリ内に投稿されることにより、広報物の配布は最小限となっています。まとめいかがでしたでしょうか。PTAは学校によって活動内容や活動量が異なるため、一概に負担が少ない係を見極めることは難しいかもしれません。しかし、家庭では見せない子どもの姿を目にしたり、学校について詳しくなることで子どもとの会話が広がったりと、得るものも大きいのではないでしょうか。また、公立の小学校であれば同年代の子を持つ近所の知人が増えることは、今後の宝になるかもしれません。現状は負担感のあるPTA役員も、今後時代とともに変化していくかもしれませんね。共働き世帯の小学校の準備についてはこちらの記事もご参照ください。小学校入学に向けて何が必要?いつから準備?子育てと仕事の両立は難しい?両立するメリットと押さえておきたいポイント

コラム|アップデート、働くわたし

コラム|アップデート、働くわたし コラムメンバーを紹介します

コラムメンバーをご紹介しますこんにちは、みずほビジネスパートナーです。「コラム|アップデート、働くわたし」では2022年より「働くことの魅力」や「働く上での漠然とした不安解消のヒント」などを発信中。この度、コラムメンバーが新しくなりました。メンバーは代わりますが、皆さんのアップデートを応援したいという思いは変わりません。引き続き、お役に立てるような情報発信を続けていきます。どうぞよろしくお願いいたします。コラムメンバー紹介踏み出そう、新たな1歩新しいことを始めたいと考えている人、これから新しいことを見つけたい人。家庭・育児・仕事。日々の暮らしの中で新しいことを取り入れるのは、容易いことではありません。しかし、新しいことを始めることは、新しい自分にも出会えるチャンスです。“アップデート”まだ知らない自分へ出会うための新たな1歩を一緒に踏み出してみませんか。コラムメンバー紹介今年度のコラムメンバーは、育児と仕事の両立に奮闘中の3人です。家庭、育児、仕事、悩みは尽きないもの。当事者だからこその視点も持ちつつ、様々な角度から情報発信をしていきます。コラムを通じて、“アップデート”するあなたの背中を押せればと考えています。はぎ小5と小1の4歳差兄妹・夫の4人暮らし。現在は時短勤務と週休3日制を利用中。昨年で息子が学童を卒業したため、放課後や長期休みの過ごし方、SNSとのかかわり方など次々と出てくる問題に追われています。「私自身、家庭と仕事のバランスに悩み、退職を考えた経験があります。同じように両立のバランスで悩んでいる方や、子どもの成長に伴う問題に悩んでいる方の心が軽くなるような情報をお届けできたらと思っています。」にいやま小1女児と夫の3人暮らし。ほぼ出社の時短勤務。子どもが小学生になったことから、子どもの自立と心配の間で悩む日々。アイドルへの「推し活」で癒されています。「新しい環境に飛び込むのは、不安がつきものだと思います。そんな不安を少しでも解消するため、情報発信がお役に立てれば嬉しいです。あなたのアップデートを応援しています。」もり小1と小3の2歳差姉妹と夫の4人暮らし。現在は時短勤務。両立生活も8年目となり、親も子もライフスタイルには慣れてきたが、放課後や長期休みの過ごし方・子どもの人間関係・自分のキャリアなど日々悩みはつきない。。「昨年度から引き続き記事の執筆を担当します。日々の生活に追われる中でも、新しい1歩を踏み出すあなたに役立つ情報を発信していければと思います。」

コラム|アップデート、働くわたし

働き方を考えよう。テレワークと在宅勤務の違いはなに?

働き方改革やコロナ禍の影響もあり、この数年で、自宅で仕事をするという働き方も浸透してきました。このように自宅で仕事をすることは「在宅勤務」や「テレワーク」と呼ばれていますが双方に違いはあるのでしょうか。今回は、両者の違いや同様に使われることの多い「リモートワーク」についての説明と、自宅で仕事をするにあたっての特徴をご紹介します。テレワークとは?在宅勤務やリモートワークとのちがいは?テレワークとは、「情報通信技術(ICT)を活用した時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」をいいます。ICTはInformationandCommunicationTechnologyのこと。働き方の区分としては・在宅勤務・サテライトオフィス・モバイルワークの3つにわけられます。つまり、在宅勤務は、テレワークの一種です。リモートワークとは何が違う?結論としては、テレワークもリモートワークも同じことを言います。細かくみると、テレワークは上述のとおり、ICTを利用するという定義があるものの、リモートワークにはそのような定義はありません。また、テレワークという言葉については自治体などを中心に使用されることが多いです。テレワークの働き方についてテレワークはどの働き方においても共通した特徴があります。・通勤時間を短縮したりと効率的に利用できる・ライフワークバランスをかなえることができる・勤務とプライベートの境界線があいまいになる・コミュニケーション不足になる・セキュリティの関係上、テレワークの場所に制約がある場合があるそれぞれの働き方区分についても詳しく説明していきます。在宅勤務自宅を就業場所として働く方法です。また、企業によっては「部分在宅勤務(部分利用)」を導入しています。一部の時間だけ在宅勤務をするという働き方ができるというものです。サテライトオフィス勤務本来のオフィスとは別の場所をオフィスとして働く方法です。自社グループの別オフィスに通勤するスタイルや、シェアオフィスやコワーキングスペースのように複数企業や個人で共有するスタイルもあります。モバイルワーク上記ふたつに比べるとあまり耳なじみのないモバイルワークですが、移動中の交通機関・カフェ・ホテル・空港などで働く方法です。モバイル端末(スマートフォンやタブレット・モバイルPC)を利用して働く方法です。最近では、新幹線でもビジネスパーソンむけの車両を用意した座席販売も始まりました。テレワークはいまでも導入されているのかテレワーク自体はコロナ禍前から働き方改革の一環として推奨されていました。そして、みなさんご認識のあるとおり、コロナ禍で急激にテレワークが進みました。テレワークはいまでも導入されているのか。答えは、企業・職場によります。企業として制度はあっても、コロナ禍以降は実際の利用者割合が減少していることも資料から読み解くことができます。テレワークの実態推移参考:国土交通省令和4年度テレワーク人口実態調査-調査結果(概要)もし、仕事を探す中でテレワーク利用を検討されている方は、制度の有無に加えて、実際の利用者や希望する職場での活用割合、そして会社としてのテレワーク活用の方針(出社前提かテレワーク推奨しているか)なども面談などで質問いただくとよいでしょう。実際のテレワーク(在宅勤務)の活用事例筆者は、「在宅勤務制度」を利用しているひとり。コロナ禍での妊娠中より制度活用をはじめ、育児休暇から復帰し3年経ったいまも積極的に制度活用をしています。気になる実態に関して、「利用者」の声としてわたしのケースをお伝えします。◆在宅勤務の頻度は?現在は週の半分以上は在宅で勤務しています。オフィスへの出社については、その時に抱えている業務との兼ね合いにもよりますが、平均的にみると週1程度です。曜日などは特定せずフレキシブルに出社日を決めています。職場全員の出社・在宅の予定が閲覧可能になっているので、自分以外のメンバーがいつ出社するのかも確認が可能です。出社した日は対面での打ち合わせを組んだり、職場の人とランチにいったりと人と直接話す機会を多く設けるように意識しています。◆周囲の在宅勤務の活用状況は?まさに職場によって様々、人によって様々です。わたしの職場においては、週2・3日は出社している方が多いですが、毎日出社している方もいます。(やや悪天候の日などは出社率が低くなる傾向にあります…笑)◆在宅勤務でもコミュニケーションはとれる?日頃業務上で接点が多い方とは、電話・メール・チャット・オンライン会議などを用いてコンタクトがとれるので業務としては滞りなくできるのですが、それ以外の方とのコミュニケーションはかなり難しいです。オンライン会議も複数集まると音声が被ってしまうことやちょっとしたタイムラグが発生することもありスムーズにいかないこともあります。業務に関係しない趣味・子育て・テレビで観た気になるお店などなど「わざわざ電話やメールするほどではないけれど」というような話は、出社するからこそできるテーマであり、職場の方の人柄などを知るきっかけにもなっています。働き方を考えることは仕事さがしのポイントの一つ今回は、テレワークを中心に働き方のご紹介をしましたが、職種によってはテレワーク利用が難しい場合があります。テレワークができない職種においても「フレックスタイム制」や「時差勤務」などを取り入れていることもあります。・どのような仕事をやりたいのか・どのように働いてみたいのかなど、仕事さがしの軸となるポイントがはっきりすると今後の働き方を考えるヒントになります。仕事さがしのポイントについては別記事をぜひご覧ください。【主婦/主夫の復職・再就職】仕事の選び方・仕事選びの軸6選

コラム|アップデート、働くわたし

子育てのお助け家電ってなに?仕事との両立者によるリアル利用術をご紹介

家電の「三種の神器(じんぎ)」というワードをご存じですか。いまや日々進化を遂げている家電製品。今回は、子育てと仕事を両立する人たちにとっての必需品となっている家電製品やその使い方をご紹介します。「三種の神器」の変遷「三種の神器(じんぎ)」とは皇位とともに歴代の天皇に伝わる宝物のことで、鏡(かがみ)・剣(つるぎ)・曲玉(まがたま)のことを言います。第二次世界大戦後の日本において、人々の生活や消費を支える憧れのアイテムとして登場した電化製品3種がそれになぞらえて家電の「三種の神器」と呼ばれるようになりました。時代とともに進化してきた電化製品。「三種の神器」のラインナップも少しずつ変化がみられます。どのような変化があったのかをご紹介します。第二次世界大戦後(1950年代後半):初代「三種の神器」白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫。なかったことが不思議なくらい、現在では一般家庭に浸透している家電です。高度成長期(1960年代):「三種の神器」3Cこの時代の三種は、カラーテレビ・クーラー・自動車の3つ。英語にするとすべて頭文字にCが付く(colorTV,car,cooler)ことから「3C」と呼ばれていました。カラーテレビは1964年開催の東京オリンピックを機に徐々に普及していったといわれています。令和時代:「新・三種の神器」そして現在における「三種の神器」は、ロボット掃除機・全自動洗濯乾燥機・食器洗い機といわれています。子育て両立パパ・ママにアンケート!「新・三種の神器」を使っていますか?「三種の神器」をおさらいしましたが、実際はどのくらいの家庭で「新・三種の神器」が利用されているのでしょうか。今回、子育てと仕事を両立している、<みずほ>で働くパパ・ママにアンケートを実施。約60名から回答をいただきました。<みずほ>の子育てパパ・ママの「新・三種の神器」利用のアンケート結果三種すべてを活用中と回答した方は全体の27.9%、その一部を活用中と回答した方は63.9%と、トータル約92%の家庭で「新・三種の神器」をひとつ以上活用していることが分かりました。特にロボット掃除機の活用方法については、さまざまなコメントをいただきました。「ロボット掃除機いくよー」というと小学生の子ども達も片付けを手伝ってくれます軽く掃除したいときはコードレス掃除機、就寝時にはロボット掃除機と使い分けをしています1階・2階で2台持ちしています。なくてはならない存在です。稼働させていると、1歳の子どもがいたずらで止めてしまうことが多々あり、プラスα家電のスマートスピーカーと紐づけて口頭指示で動かせるようにしました床の障害物が多く購入していないという声もありましたが、家具を新調・買い替えるタイミングにおいて、ロボット掃除機が使えるかどうかを基準にえらび購入にいたるケースもあるようです。いまの生活環境やスタイルに合わせて導入検討・購入されていることが分かりました。「新・三種の神器」だけじゃない!その他にも欠かせない生活家電アンケートでは「新・三種の神器」にプラスして導入している家電についても聞いてみました。もしかすると、次世代の「三種の神器」になるかも?回答いただいたコメントの一部をご紹介します。自動調理なべ自動調理なべは、食材・調味料を入れて設定したメニューが作られるというもの。「興味はあるものの置き場所などの問題からまだ導入していない」という声も複数ありましたが、実際に利用されている方の声もいただきました。調理家電は我が家の必需品です。月曜日の夜ごはんの献立はクリームシチューと決めて18時に予約セットをして出勤していますメニューを考えるのも実は大変なお仕事。献立や曜日をきめた利用というのも工夫がみられますね。スマートスピーカースマートスピーカーとは、インターネットと接続をし、音声認識・操作が可能なAIアシスタント搭載のスピーカーのこと。ロボット掃除機との紐づけて利用しています。声で操作できるのは助かっています。ちょっとしたアラームや天気をきいたり、子どもからの質問に答えてくれてたり、と重宝しています。筆者の自宅でもスマートスピーカーは大活躍。子ども(年長)が自ら天気を聞き、気温にあわせて自分で半袖・長袖の選択をしお着替えできるようになりました。子どもにとっては「自分で出来た」という気持ちが高まり、親にとっても朝のバタバタを助けてくれる大切な存在です。水拭きロボット水拭きロボットは、その名のとおり床の拭き掃除をしてくれるロボット掃除機の一種です。水拭きだけでなく乾拭きもできます。いまでは、ロボット掃除機と同一機体として水拭き機能が搭載されている製品も販売されています。我が家はロボット掃除機とペアで利用しています。子どもがハイハイしていた時期によだれも多く…サブスクリプション(サブスク)利用で一時利用したうえで購入決意しました。水拭きされるとぴかぴかで気分がよくなります!実際につかってみないと家庭にあうのかどうかわからないものです。手軽に数週間お試しするサブスクリプションサービスを利用してから購入検討するのも工夫のひとつですね。さいごに次々と出てくるアイディア家電。一度手にすると手放せない子育てと仕事の両立の相棒です。家電だけじゃない、両立のノウハウ今回は家電というテーマでアンケートをとりましたが、「新・三種の神器」家電が未導入な方、プラスα家電は未導入という方からも現在どのように時間をやりくりしているのか、ノウハウを伺いました。自動調理なべはないけれど、冷凍野菜や水にさらすだけのうどんなどの時短食材やミールキット・宅配スーパーなどを活用しています今のところは三種の家電はすべて未導入…その分家族全員で役割分担して家事を回しています。(掃除・洗濯担当は夫、食器洗いの担当は妻)以前の記事でもご紹介したとおり、家事や育児分担は「各家庭でのベストバランス」があるもの。働くママたち、どうしてる?家事・育児のリアルな分担、工夫をご紹介!「完璧を求めない」「無理しすぎない」という価値観も取り入れながら、ご自身のいまの状態や夫婦・パートナーとの役割負担も振り返りながら、必要に応じて家電をつかって子育てと仕事の両立を“お助け”してもらうということも検討してみてはいかがでしょうか。(記事担当:まつうら)▼メンバー紹介はこちらの記事もご覧ください「コラム|アップデート、働くわたし」のメンバーが変わります

コラム|アップデート、働くわたし

「コラム|アップデート、働くわたし」のメンバーが変わります

コラムメンバーが変わりますこんにちは、みずほビジネスパートナーです。「コラム|アップデート、働くわたし」では2022年から「働くことの魅力」や「働く上での漠然とした不安解消のヒント」などを発信中。そして、この度コラムメンバーが交代となります。メンバーは変わりますが、「女性を元気にしたい」という共通の思いは変わりません。よりお役に立てるよう、情報発信をつづけていきます。よろしくお願いします。▼コラム開始当初の記事はこちら「コラム|アップデート、働くわたし」はじまります2023年度コラムメンバー紹介わたしをアップデート「アップデート」以前の自分よりすこし成長した自分になること。いまのわたし、1年前からどんな風にアップデートしただろう。1年後、2年後、そして10年後、どんなわたしになっているだろう。未来の自分のために踏み出す一歩。自分のペースで、いまできる方法で“働くわたし”へとアップデートしてみませんか。コラムメンバー紹介2023年度のコラムメンバーは2人。働きながら子育てする両立者でもあります。子どもの成長にあわせ日々の悩みも変わるもの。様々な角度から仕事と育児の両立についての情報発信を目指します。もり小学2年生と保育園年長の2歳差姉妹・夫の4人暮らし。現在は9時半~16時半の時短勤務。小学校生活も2年目となり、親子ともに生活スタイルに慣れてきたが、長期休暇の過ごし方についてはまだまだ模索中。「わたし自身、家庭と仕事の両立に日々試行錯誤しています。同じように色々悩んだり立ち止まったりしている方の気持ちが少しでも軽くなったり、何かを始めるきっかけとなるような記事を発信していければと思います。」まつうら保育園に通う3歳差兄妹・夫との4人暮らし。現在はフルタイム勤務をしているが、来年は長男の小学校入学を控えているため、働き方や生活スタイルもかわるのかなと漠然な不安も抱え中。「昨年に引き続きコラムメンバーを担当します。家族との生活を大切にしつつ、”自分のため”の時間の作り方や過ごし方について、すこしでも考えてみるきっかけとなる情報をお届けしていきたいと思います。」