【働くママの座談会①】子どものお手伝いは何をさせている?お小遣いは?
コラム|アップデート、働くわたし
目次
子どものお手伝いとお小遣い、ほかのお家ではどうしてる?
子どもが大きくなってくると、おうちのお手伝いをさせ始めるご家庭も多いのではないでしょうか。
また、お手伝いに応じてお小遣いをあげる・あげないも、ご家庭によってさまざま。
みんなどんなお手伝いをさせているのか、またお小遣いの渡し方、金額などについても、気になりますよね。
現在はお仕事と育児を両立しているママさんたちの、お手伝いとお小遣いに関するリアルな声を集めました。
お手伝いは洗濯物まわりが多い?食事後の下膳や植物のお世話も
今回座談会の参加メンバーは小学生の子どもがいるママ。
学校や習い事もあって、なによりたくさん遊びたい子どもたちにさせるお手伝いは、洗濯物やお皿下げなどが多いようです。「自分のことは自分で」を小さいうちから実践させるいい練習になるのかもしれません。
- 2人いる子どものどちらも小学校でもらう植木鉢への水やりをさせました。枯らしたら本人の責任。小学生の息子は食事の後の食器下げと洗濯物をたたむところをお願いしています。まだきれいにはできないので、一緒にたたんであげますが、基本的には自分のものは自分で終わらせるようにさせています。/Aさん/長女(高3)・長男(小3)
- 洗濯物を洗濯カゴに入れたり、食器を下げたりはさせています。学校や習い事などで手一杯なので、それ以外のお手伝いはさせていません。/Cさん/長男(小4)・長女(小1)
- 自分のお皿を運ぶ、下げることはさせています。時間がある時は洗濯物の取り込みやたたむところも。長期休みの時は基本的に洗濯物を自分でやらせています。/Dさん/長男(中1)・次男(小3)
洗濯物は家族が多いと毎日たくさん出てしまいますから、子どもに手伝ってもらうととても助かりますね!
三日坊主もあるある?色んな家庭のお手伝いのありかた
- 息子を風呂掃除、娘を玄関掃除の担当にしたのですが継続しませんでした。/Cさん/長男(小4)・長女(小1)
お手伝いをさせたいけど思い通りにいかないこともあるようです。
お話を伺っていて、自分が子どものころの、お手伝いを嫌がった記憶がよみがえりました…。
- 自分自身、率先して家事をしてくれる母の背中を見て育ったこともあり、現在お手伝いのルールは特に作っていませんが、子どもから「お母さん何か手伝おうか?」と言ってくれることも。将来的には、子どもの成長に応じて、お手伝いをお願いするかもしれません。/Bさん/長男(小3)・長女(小1)・次男(2歳)
4者4様のお手伝いのありかたがありましたね。子どものお手伝いに「こうあるべき」ということはなく、それぞれのご家庭の事情に合わせて、お手伝いの形があっていいんだなと思いました。
お小遣いは定期的にあげている?現金よりも電子マネーが多い
- お小遣い制ではないです。お年玉は親が回収。それ以外の祖父母からのお小遣いは金額によって回収し(1万円以上の場合)、使用用途も確認。今後はバイトもさせて、働くこととお金を稼ぐことの大変さを理解させたいと思っています。/Aさん/長女(高3)・長男(小3)
- まだ子どもが小さいのでお小遣い制ではないです。最近お金への関心が高まっているので、肩もみ・マッサージ1回10円を設定。お金は好きな駄菓子やおもちゃ付きおやつの購入に充てています。長女には末っ子の赤ちゃんの面倒をみてもらったら10円。兄妹で同じ金額を平等に渡すようにしています。お年玉は必ず回収。/Bさん/長男(小3)・長女(小1)・次男(2歳)
- お小遣い制ではないですが、習い事用の交通費(PASMO)を多めに入金しているので、必要なものはそこから買ってもらっています。使用履歴は確認しません、本人に任せています。/Cさん/長男(小4)・長女(小1)
- お小遣いはなく、もしものための現金を少しとSuicaに多めに入れています。子どもはお茶を買うくらいで、あまり無駄遣いしていないようです。下の子はお金の使い方を学習中。決まった金額の中で買い物をさせる練習をさせています。/Dさん/長男(中1)・次男(小3)
意外にも皆さんお小遣い制は導入していないようです。お子さんの年齢によりますが、必要なものはPASMOやSuicaといった電子マネーで買わせる仕組みにしているようですね。
もう一つの気づきとしては、労働の対価としてお金を得ること、限りあるお金の中でやりくりすることなど、お金への向き合い方・使い方を子どもに教えてあげようとしていることです。
今年の4月から学校の金融教育が義務化されましたし、お金の扱い方をきちんと子どもに伝えていくことはこれからもっと大事になりそうですね。
お手伝いを楽しくさせる5つの方法
① お手伝い表を活用
例えば1か月分のお手伝い項目を表にして、やったところにシールを貼っていく仕組みです。
シールを貼る楽しみはモチベーションになりますし、実績を見える化することで、「自分はこんなにお手伝いしたんだ」「●日続けてやったんだ」と、達成感や自信に繋げることができます。
② お手伝いに応じた報酬制度
やっぱり対価があると人間がんばれるものです。
1回1回は少額でも、それを積み重ねることでほしいものを獲得できる、その経験が次のお手伝いへのモチベーションに繋がります。
③ ゲーム性を取り入れる
例えば洗濯物を親子でたたむ場合は競争に持ち込むと、ゲーム感覚で楽しくできます。
またはタイムアタックで、昨日の自分よりも早くできるかな?と持ち掛けるのもいいかもしれませんね。
④ とにかく褒める!
言うまでもなく育児では褒めることが大事です。
お手伝いで上手にできたことを褒めるというよりは、プロセス(努力・姿勢・やり方)を褒めることで、うまくいかなくても子どもはあきらめずに色んな方法を試すようになります。
「それが通じるのは小さいころだけ!」「現実にはどう褒めてもやらないものはやらない!」と言わず、ここは親も辛抱して言い続けていくことが大事です。
⑤ 忘れてはいけない感謝
忘れがちなのが感謝の言葉です。このくらいやって当然と思いながらのおざなりな「ありがとう」は、当然ながら子どものモチベーションをさげてしまいます。
大げさなくらい、子どもの目をみて「ありがとう」を伝えましょう!
まとめ
参考になりましたでしょうか?育児は正解がないからこそ悩みますよね。
今回、ママさんたちにインタビューする中で、色んなアイディアや気づきを得ることができました。私自身3歳の子どもがいますが、もう少し大きくなった時に、色んなママさんたちの声を参考に、自分たちに合うやり方を見つけていきたいと思いました。
こちらの記事が皆さんにとっても育児のヒントになれば嬉しいです。
▼当コラムはビジネスパートナーの社員が担当しています。
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