働く不安を和らげる言葉。子どもたちの未来のためにできる小さなこととは?
コラム|アップデート、働くわたし
働こうと思った時に、不安になることはありますか?
今、ほんの少しでも働きたいなという気持ちがあってこのページを読んでくださった方もいるかもしれません。
また仕事をしてみようかな、新しいことに挑戦しようかなと思った時、ふと脳裏に浮かぶことはなんですか?
例えば、
仕事から何年も離れていたからまた働けるか不安。
こどもとの時間が少なくなる、こどもが不安にならないかな。
習い事の送迎どうしよう。家にいなかったらかわいそうかな。
両立って大変そう。自分にできるかな。
今より忙しくなるなんて、想像しただけで無理かも…。
そんなことを考える方も多いのではないでしょうか。
どんな人も、新しいことを始めるとき、何か変化があるときは、不安なこともあるはず。
でも、その不安の種がわかっていれば、漠然とした不安は少なくなり、どうすればいいか考えたり、不安への対処法を練ったり、向き合い方も変わってくるかもしれません。
そして、心配事の9割は起こらないという研究結果もあるほど、実際には起こらない、または事前に準備することで回避できるものもあるのです。
やってみたら意外と大丈夫だった!なんてことも。
だから、考えすぎる前に動いてみる。
小さな一歩でも踏み出すことで、その先の少しずつ未来が変わっていく気がします。
とはいっても、行動するって難しい。
頭ではわかっているけど、忙しくてできない。ということもありますよね。
そんな時こそ、少しでも時間を作って、今の不安や、難しいと思う理由、行動に制限をかける理由をひとつひとつ書き出してみることもオススメです。
書くことで自分の考えを客観視することができ、どこが変えられるか、行動のヒントが見えてきます。 書き出してみることや、仕事選びのヒントについては、こちらの記事も合わせてご覧ください。
それから、自分を勇気づけてくれる言葉があると、前に進む力が湧いてくる気がするのです。
不安を和らげてくれた言葉。「適度に適当に」って?
みなさんは、誰かの言葉で印象に残っている言葉はありますか?
ここでは、今回はのコラム担当(せき)が印象に残る言葉をご紹介したいと思います。
「適度に適当に。」
この言葉を聞いて、どんなイメージを持たれるでしょうか。
実はこれ、昔一緒に働いていた恩師ともいえる上司からの言葉です。
適当って、当時の私は、「いい加減、テキトー」のようなあまりいいイメージで使わない言葉のように捉えていました。
でも、時間が経つにつれて、この言葉の本当の意味を理解できるようになったのです。
言葉の意味を調べると、
適度とは、「ちょうどよい程度」
適当とは、「ある性質・状態・要求などに、ちょうどよく合うこと、ふさわしいこと。」
「度合がちょうどよいこと」
この言葉を掛けていただいたときの私は、仕事に余裕のない毎日に、自分がいっぱいいっぱいでした。きっと無理をして、どこかがんばりすぎていたことを、上司は気づいてくれていたのだと思います。
がんばりすぎ、無理しすぎ、〇〇すぎるのは、ちょうどいい状態とは言えず、続けることが難しい。
でも、この言葉の意味を理解してから、自分にとってのいい状態や、ちょうどいい程度を知ることが、いいバランスを保つために大切だと気づきました。
自分にとっての「ちょうどいい」とは。
家のこと、子どものこと、家族のこと、自分のこと、それから仕事。
一日24時間はみんな同じですが、その時間を何にどう使うかは人それぞれ。
自分が大事にしたいことや、ちょうどいいと思うことも、人によって違う。
だから、自分で見つけるしかないのです。
自分のちょうどいい「適度」なバランスを知っていたら、働き方や、優先順位も自然と思い浮かぶと思います。
「適度に、適当に。」
この言葉はわたしにとって、不安が襲ってきたときや、目の前の状況に心が詰まってしまったときも、ふと思い出しては息抜きできる、心の支えにもなりました。
自分らしく生きる、働くために、ちょうどいいバランスについて、考えてみませんか?
こどもたちの未来にできる小さなこと
この言葉をくれた上司と出会うきっかけも、働いていたからこそ。
働くことと、家事と育児の両立は、決して楽ではないけれど、働いているから繋がれることや、学びがあることも確か。
将来働くであろうこどもたちにも、そんな社会との関わりの中での学びを伝えていきたいと思います。
5歳の息子が、「かあちゃん一週間おつかれさま!」と金曜日の帰り道にいってくれた日は、それだけで疲れが吹き飛ぶほどうれしくなりました。言葉だけでなくても、きっとこどもに伝わること、感じてくれることもあるんだと。
だからこれからも、こどもたちの一番近くにいる大人として、挑戦する姿や奮闘する姿、働くことの楽しさも難しさも。包み隠さず見せてあげられたらなと思います。
まずは何事もやってみること。
そこからわかること、経験できることもたくさんあります。
がんばりすぎずに、「適度に適当に」。
働くことで、できることを少しずつ増やしてみる
もちろん、自分にとっても、働くことで、生活にハリが生まれたり、新しい学びがあったり、
なにかひとつでも、プラスになることはきっとあるはずです。
これからの時代に、
自分ができることを増やすとか、
いくつになっても成長するとか、
長い人生の時間の使い方を考えるとか、
自分でお金を稼ぐ力をつけるとか、
小さくても社会に貢献する、
誰かの役に立つことをしてみる、、、
まだまだできることはたくさんあると思うのです。
いきなり大きな変化ではなくても、
ちょっとの小さな変化を起こしてみる。
小さな行動をしてみる。
自分のできることは小さくても、その積み重ねが、自分のこれからや、こどもたちの未来に繋がっていくと思うと、ちょっと楽しみになりませんか。
わたしたちは、みなさんの気持ちに寄り添いながら、踏み出す一歩をサポートしていきます。
当コラムはビジネスパートナーの社員が担当しています。
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