小学生の夏休み、共働きの過ごし方は?タイムスケジュールや2024年夏のイベント情報も!
家事と仕事の両立|知る、つながる、働くわたし
小学生の夏休みは約40日。「親の目が届きにくく、ダラダラと過ごしてしまうのではないか」「せっかくの夏休みなのに思い出が作れないのではないか……」。と、子どもを持つ共働き家庭にとって夏休みの過ごし方は大きな悩みの一つです。
そこで今回は、実際の共働き家庭の夏休みのタイムスケジュールや、特別な体験となるイベントまで広くご紹介します。
目次
夏休み中の過ごし方(日常)
学童保育
学童保育とは、仕事などで保護者が昼間家庭にいない児童を預かり、放課後や長期休暇における生活の場を提供し、健やかな育成を支援する事業です。低学年のうちは特に学童で過ごすことが多いようです。夏休みの宿題や、家庭学習教材(通信教育や市販のドリルなど)を持ち込んで勉強したり、お友達と遊んだりして過ごします。外遊びは指導員の管轄の元に行うので、暑い日も安心ですね。
学童保育についてはこちらの記事でもご紹介しています。
放課後子ども教室
放課後子ども教室とは、放課後や長期休暇のときに、子どもたちの学習支援や体験活動、交流活動を提供する事業です。小学校に併設されていることも多く、保護者の就労にかかわらず、すべての子どもが利用できます。※地域により名称は異なります。
高学年になると学童保育に入らず、放課後子ども教室に行く人もいるようです。子ども教室は長期休暇のみ利用する子も多いため、放課後には予定が合わずに遊べなかったお友達とも遊べる機会になりそうです。運営団体により異なりますが、工作の日などのイベントがあることも。長期休暇の開室の有無については、ご利用の教室にご確認ください。
放課後子ども教室事業についての説明はこちらです。
児童館
「暑い中外で遊ばせるのは心配、でも大人が不在の我が家に来させるのも……」。そんな時は地域の児童館を利用してみるのも良いかもしれません。児童館は18歳まで利用可能で、赤ちゃん向けのおもちゃからボードゲームなどの子ども向けのおもちゃもあります。
赤ちゃんもたくさん利用していますので、子どもだけで行かせる場合は気を付けるように伝えたほうが良いですね。また、飲食禁止のところもあるので事前に確認しましょう。
習い事
夏休みは日中の時間が空く絶好の機会です。普段行っている習い事のコマ数を増やしたり、短期教室に申し込んだりしてみるのもいいかもしれませんよ。
次のような習い事が夏休みには人気があるようです。
・塾(夏期講習)
・水泳教室、体操教室
・プログラミング教室
夏休みの過ごし方タイムスケジュール(低学年・高学年)
実際に共働きのお家では、小学生の子どもたちはどのように過ごしているのでしょうか。
1例をご紹介します。
低学年
<ママのコメント>
今年から家の鍵を持たせました。朝は子どもが鍵をかけて学童に行っています。近くの祖父母がお昼ごろ家に来てくれることも多く、帰宅後は夕食まで一緒に過ごしています。
<ママのコメント>
学童保育に通っているため、基本的には長期休みでも通常時と同様のスケジュールで過ごしています。夏休みの宿題も学童で終わらせてくるものがほとんどなので、保護者としてはとても助かっています。
高学年
<ママのコメント>
自由時間は自主性に任せていますが、最低限夏休みの宿題や通信教育をやってから遊ぶように伝えています。また、お友達と遊ぶ約束をしている場合、事前に「誰とどこへ行くのか」を伝えることを約束事にしています。お昼ご飯は作り置きを冷蔵庫に入れて置いたり、近くのコンビニ等で買うためのお金を渡したりすることが多くあります。
<ママのコメント>
中学生の長子がいるので、3人でできる限り家事を協力してやってもらっています。また、自由時間には「毎日必ず靴を履くこと」を約束事とし、なるべくスマホやゲームの時間を少なくできるように工夫しています。
夏休みならではの有意義な体験
せっかくの夏休み、普段はできないような体験をさせて、子どもの興味の幅を拡げてあげたいと思いませんか?こちらでは、体験にかかる日数別にイベント情報などをご紹介します。
1日体験
夏休みの宿題で親も頭を悩ませるのが、自由研究や工作ですよね。プロの手を借りて体験させてみるのはいかがでしょうか。保護者同伴が必要なものもあるので、お休みが取れたら親子で参加するのも楽しいですね。
大学の体験イベント
科学のイベントや工作、自由研究のイベントもあります。
学びになるイベント
夏休みの子どもたちを対象にした行政や企業によるイベントもあります。普段は見られないところが見られるなど、貴重な経験になりそうです。
例:
大阪市中央卸売市場東部市場「夏休み子ども市場体験ツアー」(大阪府)※保護者も対象
香川県立ミュージアム「夏休み子どもミュージアム」(香川県)※保護者同伴のイベントもあり
数日体験
サマースクール
宿泊ではなく、数日間通うのがサマースクールです。語学やアウトドア体験、スポーツなどの習い事に特化した教室が多いようです。数日間顔を合わせるのでお友達もできやすく、思い出に残る体験ができそうです。
宿泊体験
親元を離れて数日間生活することで、自立心やチャレンジ精神が育ちます。家族旅行や普段の生活ではできない経験ができそうです。
サマーキャンプ
主にアウトドア体験を行うサマーキャンプが多く、行った土地の自然の中でしかできない体験ができます。水遊びや高原での昆虫採集、博物館訪問や秘密基地作りなんてことも。日程も1泊からあるため、子どもの興味に合わせて無理のない体験が選べます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。コロナ禍も明けつつあり、さまざまなイベントが再開されてきています。うまく利用して、夏休みの宿題を楽しく終わらせるのも一つの手ですね。実際にイベントに参加される際は、日程や応募の要否をよくご確認ください。親子ともに有意義な夏休みを過ごすヒントになっていたら嬉しいです。
働くママの長期休暇に関するリアルな声や、過ごし方のポイントはこちらも参考にしてみてください。