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子どもが体調不良の時仕事はどうする?休みの取り方や使えるサポート制度・サービスについても解説

イラスト「子どもの体調不良」

仕事をする上で、子どもの体調不良は誰しもが直面する課題です。新型コロナウィルスやインフルエンザのように出席停止日数が定められているものに罹患してしまった場合、何日も仕事を休まなければいけません。そんな「子どもも心配だけど仕事もあるし、どうしよう・・・。」といった時に役に立つ情報をお届けします。この記事では、休暇制度や、さまざまなサポート制度・サービスについて紹介し、子どもの体調不良時の職場とのコミュニケーションのヒントをお伝えします。

目次

  1. 学校感染症ごとの出席停止日数まとめ
  2. 使える休暇制度はあるの?
  3. 休暇制度以外のサポート制度やサービスはあるのか?
  4. 職場とのコミュニケーションのポイントとは?
  5. まとめ

学校感染症ごとの出席停止日数まとめ

表「出席停止期間の基準」
表「出席停止期間の基準」

参照元:学校感染症と出席停止期間の基準(2023年5月)

※学校感染症

学校感染症とは、学校保健安全法施行規則第18条に定められた「学校において予防すべき感染症」の通称。

児童・生徒・学生又は幼児がこれらの学校感染症にかかっている、またはかかっている疑いがある、あるいはかかるおそれのある場合、校長は学校保健安全法第12条の規定に基づき、これを出席停止とすることができる。

参照元:学校において予防すべき感染症の解説

治癒後に再登校する際は証明書

学校感染症の治癒後に登校する場合、「治癒証明書」の提出を義務づけている自治体もあります。これは担当医が各疾患の登校基準(出席停止の基準)を考慮して記載するもので、通常その期間は欠席扱いになりません。学校感染症は法律で規定されているので、本来個人の判断で再登校するのではなく、医師の許可を得てから登校するべきと考えられているからです。

また、自治体によっては学校に治癒証明書の提出は義務付けられていないが、保育園・幼稚園には提出が必要となっているところもあります。その際、再受診が必要となりますので、治癒証明書の提出が義務付けられているのかを自治体のホームページなどでしっかりと確認しておくのが良いでしょう。

学級閉鎖になるのはどんな時?

学校の臨時休業とは、学校保健安全法に基づき、学校の設置者が感染症の予防上必要があるときに、臨時に学校の全てあるいは一部の授業を取りやめることをいいます。

感染症が流行すると、学級閉鎖や、学年閉鎖、休校になることがあります。これは学校保健安全法に基づき、学校の設置者が感染症の予防上必要があるときに実施される措置で、「学校の臨時休業」といいます。では、どのような基準で臨時休業になるのでしょうか。

臨時休業(学級閉鎖)の基準、期間

実は、明確な基準は定められていません。自治体によっては独自の基準を設けているところもありますが、学校保健安全法では欠席者数などの数値的基準はありません。

一般的には、欠席率が20%以上など、罹患者や欠席者が急増した時や、地域の流行状況等も把握して決定されます。

期間についても定めはありません。例えばインフルエンザは、発病後5日間かつ解熱後2日間の出席停止期間、潜伏期の1~2日間を考慮し、4~5日間(土日含む)の臨時休業をすることが多いです。

また学校が臨時休業になると、学童や放課後クラブも預かりを中止する傾向にあります。その場合、子ども自身は元気でも、預け先がなく仕事の調整が必要になります。

実際に仕事を休むことになってしまったら、どのような対応をすればいいのでしょうか。使える休暇制度についてご紹介します。

使える休暇制度はあるの?

看護休暇制度

小学校就学前の子を養育する労働者は、事業主に申し出ることにより、対象の子1人につき1年度において5日を限度として看護休暇として取得できる制度。(1年度とは、特に事業主の定めがない限り、毎年4月1日から翌年3月31日までのこと)

時間単位での取得が可能。子どものケガや病気の時だけでなく、予防接種や健康診断を受ける場合も取得できます。

看護休暇を取得した場合の賃金の取り扱いについては、企業ごとに定められており、中には有給の企業もありますが、統計によるとおよそ約7割の企業が看護休暇については無給と回答しています。

参照元:厚生労働省|年次有給休暇と子の看護休暇の比較

また雇用形態によっては、時間単位での取得はできないこともありますので、実際には勤務先の就業規則等を自身で確認してみましょう。

参照元:厚生労働省|子の看護休暇制度

年次有給休暇

一定期間勤続した労働者に対して、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇。

「有給」で休むことのできるので、取得しても賃金が減額されません。

雇用期間によって、以下の表のとおり付与日数が定められています。

表1

表「勤続期間ごと年次休暇付与日数」

また、パートタイムなど所定労働日数が少ない場合にも、年次有給休暇は付与されます。ただし、上記の表よりは少なく、以下の表のように比例的に付与されます。

表2

パートタイムの場合 表「勤続期間ごと年次休暇付与日数」

表1,2については、引用元:厚生労働省HP|労働基準行政全般に関するQ&A を元に当社にて作成したものです。

欠勤

所定労働日に従業員が自己都合で休むこと。

付与された看護休暇や年次有給休暇をすべて取得してもなお休暇が必要な場合は欠勤扱いとなります。

ここまで子どもが体調不良時に仕事を休む際の休暇についてご紹介しました。しかし、できる限り仕事も休まず対応したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

法定休暇である、看護休暇や年次有給休暇の範囲でならまだしも、欠勤扱いの休暇となるとボーナスや昇進の査定にも影響がないとは言い切れません。

では体調の悪い子どもを預かるサービスにはどのようなものがあるのでしょうか。

休暇制度以外のサポート制度やサービスはあるのか?

病児保育

小学校6年生までを対象に地域の病児・病後児について、病院・保育所等に付設された専用スペース等において看護師等が一時的に保育する事業。

メリット:

自治体が病児保育事業としておこなっているため、人員配置や設備、医療機関の連携等設置基準が定められており、安心して預けることが出来る

国からの補助金で運営されているため、低料金で利用することができる(2000円/日 程度)

デメリット:

施設が少なく自宅近隣ではなかったり、保育時間が短時間であったりなど、利便性に欠ける

定員が限られているため、利用枠の空が少ない

病児シッター

病児を預かることができる知識やスキルのある、ベビーシッターのこと。病児保育事業の病児保育士とは違い、看護師資格や保育士資格などの必須資格はない。

病児や病後児がいる自宅に訪問して、一時的に保育するサービス。

メリット:

自宅保育になるので環境が変わらず子どもが安心できる

服薬など、子どもに沿った対応をしてもらえる

デメリット:

民間のサービスなので料金が高額

シッターにより対応に個人差がある

オンライン診療・訪問診療を活用しよう

最近では、スマートフォンからオンライン診療や訪問診療を予約して利用できるサービスがたくさんあります。

仕事をしながら、病院へ子どもを連れていくというのは終業時間と診察時間の兼ね合いなどを考えるとなかなか難しいですよね。また、診療時間外に限って具合が悪くなったりもします。そんな時、オンライン診療や訪問診療を利用すれば、仕事を休んで通院する必要がなくなったり、会社によっては在宅勤務をしながら受診させることができたりするのではないでしょうか。

メリット:

通院する時間を考える必要がなく、自宅で診察を受けることができる

医療機関によっては夜間休日も対応してくれる

薬の配送や、自宅近隣の薬局で受取りを選択できる

デメリット:

できる医療行為に限りがある

訪問診療の場合、出張費などが余分にかかる

職場とのコミュニケーションのポイントとは?

子どもの体調不良は予測が出来ません、急に仕事を休まなければならなくなったとき、職場の人とのコミュニケーションのポイントをご紹介します。

事前に連絡できるようであれば、連絡する

例えば、子どもが帰宅後に体調が悪くなったとします。

「翌朝になっても体調が戻らなければ、その時に連絡しよう。」と後回しにはせず、体調が悪くなった時点で状況を伝え、休みになる可能性があることをすぐに連絡するのが良いでしょう。

休みを当日伝えられるより、前もって言われるほうが、仕事を引き継ぐ方も心構えや準備ができるのはもちろん、何かあればしっかり連絡してもらえるというお互いの信頼関係にもつながります。

いつでも誰でも対応できるよう、仕事はオープンに

急な休みや、学校や保育園からの急な呼び出しの場合、仕事の途中で引継ぎをしなくてはなりません。

そんな時、自分がいなくてもどこまで仕事をしていたか何をやっていたかわかるような仕事のしかたを意識しましょう。

出勤時に仕事内容を申し送りしておいたり、共有フォルダに資料をまとめたり、自分なりのやり方をみつけてみてください。

在宅勤務の活用

お子さんの状態、年齢によっては、在宅勤務を活用するのもポイントです。例えば、ある程度自分のことは自分でできる年齢の子どもであれば、仕事をしながらの保育も可能ですよね。在宅勤務が認められている職場であれば、事前に相談して環境を整えておきましょう。


感謝を忘れない

職場の人たちとのコミュニケーションをとるうえで、最も大事なことは常に感謝をわすれないことです。

自分の分も仕事をしてくれている人がいるということを忘れずに、しっかり言葉でも感謝を伝えられるといいですね。

まとめ

この記事では、子どもの体調不良の原因となりうる学校感染症と出席停止期間について、またその場合の休暇やサポート制度、サービスについての紹介と、職場の人とのコミュニケーションのポイントについてお伝えしました。

子どもがいる家庭であれば、子どもの体調不良は誰しもが直面する問題ではありますが、だからこそ一人で考え込まず周囲の協力や、サポート制度、サービスも利用しつつ、子育てと仕事の両立に取り組んでみてください。

▼子育てと仕事の両立についての記事はこちら


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を重視と伝えるときのコツ志望企業に面接の機会がもらえたなら、ワークライフバランスを重視する理由を、前向きに伝えたいところです。ここでは、面接でポジティブに伝える具体例をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。限られた時間のなかで、最大限の成果を出すことを大切にしています。前職では、業務効率化に取り組み、チーム全体の残業時間を〇%削減する成果を上げました。時間を有効活用することで、より質の高い仕事が行えると考えています。将来的に、結婚や育児などのライフイベントを迎えても継続してキャリアを積み重ねていきたいと考えています。そのためにも、制度の整った環境で、長期的に会社に貢献したいです。まとめ|20代からワークライフバランスを意識した転職で将来を安心に20代は人生の選択肢が多い時期です。この時期にワークライフバランスの整った環境に身を置くことで、さまざまなライフイベントが起こっても、充実したキャリアを継続できます。今の働き方を変えたいと感じているなら、それは行動を起こすべきサインかもしれません。まずは情報を収集し、あなたらしい理想的なワークライフバランスを実現できる企業を見つけていきましょう。

【金融機関からの転職】元銀行員の経験を活かせるおすすめパート職種7選!

「銀行員の経験を活かせる仕事を知りたい」「金融業界以外の職種が気になる」「ライフスタイルに合わせて環境を変えたい」このように考えること、ありませんか?銀行での経験を活かしながら、自分のペースで自分らしく働けるパートを見つけるためのヒントをご紹介します。ブランクや年齢を重ねていることに不安を感じているかもしれません。しかし、銀行勤務で得たスキルは大きな強みになるので安心してください。金融機関の経験で広がる選択肢金融機関の経験があると、多くの職種に対応できます。身につけた専門知識や顧客対応力は、コールセンターや医療事務など、幅広い分野で高く評価されるからです。もし将来のキャリアを考えている場合は、すでに経験している金融業界への復帰も、選択肢の1つとして検討してみましょう。次章からは、おすすめのパート職種を紹介していきます。自分に合った職場を見つけるときの、参考にしてみてください。元銀行員におすすめのパート職種7選この項では、元銀行員におすすめの職種を紹介します。家庭との両立のしやすさにも注目しています。一般事務営業事務仕事内容データ入力、電話応対、書類作成などおすすめポイント銀行での事務経験を活かせる丁寧かつ正確な仕事が評価される土日休みの職場が多く、家庭との両立がしやすい医療事務クリニック受付仕事内容患者受付、会計、レセプト業務などおすすめポイント銀行での接客対応経験を活かせる個人情報など情報管理の高さが評価される資格がなく未経験OKの教育体制が整った職場が増えている学校・公的機関の窓口業務仕事内容学校や市役所などでの事務、受付、電話応対などおすすめポイント銀行での接客経験を活かせる書類のチェックや文書処理能力を評価される安定した勤務条件、子育て世代に理解のある職場が多い経理・会計補助スタッフ仕事内容会計事務所、税務署などでの領収書整理、仕分入力、請求書作成などおすすめポイント数字に強い銀行経験を活かせる静かにコツコツ仕事をしたい人に向いているコールセンター仕事内容金融、保険、通販会社などでの電話応対、入力作業などおすすめポイント銀行経験で身についた敬語、マナーを活かせる在宅勤務OKな職場も増えている受付・インフォメーションスタッフ仕事内容商業施設、企業などでの来客対応、案内業務、電話応対などおすすめポイント銀行での接客経験を活かせる丁寧な言葉遣いやマナーを活かせるシフト制が多いため、柔軟な勤務が可能金融関連仕事内容銀行、証券、信用金庫、保険代理店などでの窓口対応、保険事務、ローン案内などおすすめポイント銀行経験をそのまま活かせる仕事内容に順応しやすい家庭との両立に必要な支援制度が整っている職場が多い▼一般事務や金融事務の詳しい解説記事はこちら一般事務は未経験でも目指せる!仕事内容とスキルを解説事務職のすべてがわかる!種類・仕事内容・スキルを徹底解説【キャリアアドバイザーのアドバイアドバイスも】銀行勤務経験のアピール方法とパート採用で評価されるポイント銀行以外の他業種パートを始めようと考えたとき、アピールできるスキルがないと過小評価していませんか。人事や経理関係ではないから一般事務として採用されない。表計算や簿記が分からないから事務経験なしになるのではないか。と思いがちです。たしかに銀行事務では、一般事務に必要な専門知識を学ぶことはできません。しかし、どのような業種の事務にも対応できるアピールポイントがたくさんあります。正確な事務処理能力お客さまの大切なお金や情報を扱うため、銀行の仕事はミスが許されません。1円のズレすら許されない環境であったため、事務処理の正確さや、書類のチェック能力が自然と身についています。振込など時限がある仕事も多く、迅速に対応するスキルも備わっています。事務処理能力が高く、信頼して仕事を任せられると評価される接客・コミュニケーション能力幅広い年齢層のお客さまや会社担当者に対応していたため、基本的なマナーや言葉遣い、電話対応が自然と身についています。真面目で、好感を持たれるよう意識しながら対応し、お客さまの話に真剣に耳を傾ける姿勢も備わっています。銀行の仕事はダブルチェックが基本であり、1人で完結する仕事はありません。そのため、同僚とも十分にコミュニケーションをとっていたでしょう。対人対応力が高いと評価されるスケジュールの管理振込時限や融資の期日など、期日厳守が必須な仕事が多くあり、常に時間を意識するクセが自然とついています。複数のタスクを平行してこなすことにも慣れており、優先順位をつけて仕事に取り組むことができるでしょう。時間がかかる場合には経過報告をし、不要なトラブルを防ぐなど危機管理力も身についています。仕事を着実にやり遂げる力があると評価される銀行経験者という高い信頼性お金や個人情報、機密情報を取り扱っていたため、機密情報の管理や高い守秘義務意識が身についています。法令や社内ルールを厳守する意識、SNS利用時のマナーや情報漏洩についての意識も備わっています。情報管理リスク、コンプライアンスを理解していると評価される銀行から他職種パートへ再就職した体験談銀行経験のアピールポイントや向いている職種が分かったところで、次は実際に転職した方の体験談をみていきましょう。Aさん|40代女性子ども1人転職経緯出産を機に約15年勤めた銀行を退職。子どもが小学生になり時間ができたため、働こうかと、考え始める。しかし、ブランクが長くあることから、まずは短期の図書館臨時職員に応募。資格必須ではないものの図書館司書を持っている方もいた中で見事採用。銀行経験のアピールポイント銀行の仕事の中でも、日中に何度も時限の締めがある業務に従事。そのため正確な事務処理と時間管理を励行してきたことを伝えた。また、コツコツ責任をもって最後まで仕事に取り組んできた姿勢もアピール。実際に働いて銀行経験が活かされていること主な仕事内容は、貸出対応や資料整理、破損劣化確認。銀行での接客対応や書類の不備確認をしてきたことが活かされていると思う。図書館という静かな職場であるため、落ち着いた対応ができることも銀行経験があってこそ。資格も専門知識もないが、銀行員時代に得た立ち居振る舞いで十分こなせていると思う。Bさん|50代女性子ども1人転職経緯夫の希望もあり結婚を機に10年以上務めた銀行を退職。子どもが小学校に入学し、また働きたいと思っていたタイミングで勤務していた銀行から声がかかりパートとして再就職。その後食品工場の事務パートに転職。銀行経験のアピールポイント面接時に「主に女性5名の職場だが心配はないか」といった質問を受けた。「銀行も女性が多い職場であったため理解はしている。コミュニケーションを図っていきたい。」と伝えた。また、長年銀行に勤めていたため、基本的なパソコン操作や電話応対に問題がないことも伝えた。実際に働いて銀行経験が活かされていることパソコンで発注作業をしたり、電話照会対応をしたりしています。どちらも銀行で経験してきた仕事内容なのでスムーズに対応できています。このようなことを言っていいのかわかりませんが、扱う商品が違うので心に余裕ができています。不安もありましたが、銀行以外の仕事にして良かったと思います。Cさん|40代女性子ども2人転職経緯上の子どもが小学校にあがるときに銀行を辞めて専業主婦に。外に出て人と繋がっていたい、とずっと思っており、シフト制の住宅展示場パートに転職しました。銀行経験のアピールポイント面接の際に「銀行と比べると、平日の昼間はだいぶ暇だと思いますが大丈夫ですか」と聞かれました。「時間があるということは仕事を丁寧に行えると思います。展示場の良さをさらに知って貰えるようパンフレットや装飾レイアウトを考え、来場者に合わせた丁寧な対応ができると思います。」といったことを伝えたのがよかったのか無事に採用となりました。実際に働いて銀行経験が活かされていること確かに平日の昼間は来場者が1人も来ないときもあります。その時は、パンフレットや営業さんから構造や壁紙について教えて貰い、案内の時に説明できるよう勉強をしています。また、お子さま連れやご年配の方も来場されますので、銀行営業で身に着けたコミュニケーション術や細やかな気配りが活かされていると思います。3名の体験談は参考になりましたか。ライフスタイルの変化で銀行を退職し、ブランクがありつつも他業種パートで即戦力となって働いています。銀行勤務経験があれば、余程の専門分野でない限り、専門知識や資格がなくても十分対応できるようです。いろいろな求人情報を見て、自分のスキルが活かせそうか考えてみましょう。▼みずほ銀行のお仕事検索はこちらみずほビジネスパートナー|お仕事検索トップまとめこの記事で紹介したように、銀行員を経験すると、どんな仕事でも活躍できるスキルが身につきます。ブランクや年齢への不安から、銀行以外の職種に挑戦しにくいと感じる方もいるでしょう。しかし、銀行で培った経験に加え、子育てや介護など日々の生活で身につけたスキルは多くの職場で活かせます。もっとも大切なのは働く場所より、自分の強みを活かせる職場を選ぶことです。磨いたスキルをさらに上げるために、銀行員として新たなキャリアを築くのも一つの道でしょう。ライフスタイルの変化に応じて、優先すべき項目は変わります。この記事が、自分らしく働ける職場探しのヒントになると幸いです。▼銀行パートについて詳しく知りたい方はこちらみずほ銀行の研修制度|未経験でも安心して働けるサポート体制銀行パートはきつい?仕事内容・向いている人・メリットを徹底解説!

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【100人に聞いた】あなたの転職の決め手は何ですか?

「自分にはどんな会社が合っているのだろうか?」「他の人は何を決め手にしているの?」転職や再就職を検討する際、こうした不安や疑問を多くの人が抱えています。この記事では、転職・再就職経験者100人へのアンケートをもとに「決め手」や「不安の乗り越え方」をご紹介します。調査時期:2025年7月調査方法:オンラインアンケート(パネル/募集方法を明記)回答者:20~50代の転職・再就職経験者、n=100回答形式:設問ごとに単一/複数回答を明記、自由回答は要約あり集計注記:端数処理、小数点、無回答の扱い表記注記:自由回答は読みやすさのため一部表現を整えています第1章|【状況】転職・再就職前について今みなさんはどのような状況に置かれていますか?仕事のブランクがある方、再就職を急いでいる方、転職活動にじっくり時間をかけられる方、状況は様々ですよね。ここでは、経験者100人が転職・再就職に向けて動き出した時の状況についてのデータを見ていきましょう。Q.1|離職期間はどのくらいありましたか?〈離職期間アンケート結果〉1年未満が最も多く57人、3年未満33人、5年未満6人、5年以上が4人。離職から1~3年の間に復職する方が9割を占めています。Q.2|転職・再就職を決意してから就職先が決まるまでにどのくらいかかりましたか?〈決意から就職先が決まるまでの期間アンケート結果〉1ヶ月未満が9人、3ヶ月未満が半数を超える54人、6ヶ月未満が20人、半数以上が17人という結果になりました。内定までの目標期間を決めて転職・再就職活動をするのも良いかもしれませんね。第2章|【決め手】なぜ転職・再就職に踏み出したのか「転職や再就職を考えてはいるが、なかなか踏み出せない…」そんな気持ちを抱える方もいるのではないでしょうか。そこで、経験者100人が当時どんなことを考えていたのか聞いてみました。Q.1|転職・再就職を考えた理由は何ですか?〈20~30代転職・再就職のきっかけアンケート結果〉20~30代の上位は、「自己実現・キャリア形成」が一番多く28%、次いで「家計を支えるため」21%、「社会とのつながりを持ちたかった」13%という結果になりました。〈40~50代転職・再就職のきっかけアンケート結果〉40~50代の上位は、「家計を支えるため」が一番多く25%、次いで「自己実現・キャリア形成」21%、「生活にメリハリをつけたかった」16%という結果になりました。~コメント抜粋~結婚して家庭を持ち、今後子どもを育てていくための資金が必要だと思ったから。子どもの手が離れたことに加え、家計に不安があったから。前職でのキャリアアップが見込めず、スキルアップ・自己実現できる環境で働きたかったから。将来への不安があり、社会との関わりを求めていたから。前職に昇給制度がなく収入に不安があったから。営業ノルマや上司との関係が精神的につらく、このまま働き続けるのが難しくなったから。親の介護のため、残業がなく介護に理解のある環境で働きたかったから。第3章|【決め手】転職先をどうやって選んだのか自分に合う会社や働き方がわからず、どのように就職先を決めればいいか迷ってしまうことがありますよね。経験者100人がどのようにして現在の職場を選んだのか、リアルな声を集めました。Q.1|転職・再就職前後の職種は同業種?異業種?〈転職・再就職の前後の業種アンケート結果〉転職・再就職の前後の業種が同じ方が55%、異なる方が45%という結果になりました。やりがいや憧れの仕事・新しい環境を求めて異業種を選ぶケースもあれば、今まで培った経験やスキルを活かして同業種でステップアップしていくケースもありそうですね。Q.2|転職・再就職先の“決め手”は何ですか?ケース①|働き方~通勤や環境など「働き方」を重視した方の声~体調を壊したため、肉体労働ではなく座れる仕事を選んだ。安定した働き方・成長できる職場環境を求めて、新しい業界に挑戦した。通勤やライフスタイルを見直した上で長く働ける環境を求めた。子育てと両立するため、テレワークが可能な職場を選んだ。ケース②|安定性~給与や待遇など「安定性」を重視した人の声~安心して働くため、安定した基盤を持つ企業を選んだ。仕事の実績を正当に認めてくれる環境で働きたいと思った。ケース③|やりがい・成長~キャリアのステップアップやスキルが活かせる環境など「やりがい・成長」を重視した人の声~若い頃からの夢だった広告業界に、今の感性でチャレンジしたいと思った。今まで培ってきた「総務人事」の知識を中小企業で活かしたかった。ずっと憧れていたIT業界に挑戦したいと思った。金融の中でも個人資産運用に強い企業に魅力を感じ、キャリアの再構築をめざした。自分らしく働きたいと思い、興味のあったWeb業界での再スタートを決意した。前職で自分のスキルがわかったので、興味のある業種に転職を決めた。第4章|【不安と対処法】ブランク・年齢・スキルいざ転職や再就職を決意したものの、新しい環境に飛び込むにあたり、不安や障害はつきものですよね。経験者のみなさんはどのようにして不安や障害を乗り越えたのでしょうか。Q.1|転職・再就職活動で不安だったこと・障害になったことは何ですか?〈転職・再就職をする上での不安や障害アンケート結果〉上位は、「職場の人間関係への不安」が一番多く21%、「業務知識・ブランク」が19%、「PCスキルやIT知識の不足」・「年齢的なハードル」が16%という結果になりました。職場の人間関係は外から見えづらい分、不安も大きいですよね。Q.2|それらの不安に対して、どのように対処しましたか?①|選考編ポイント:自己分析の言語化・職場見学~コメント抜粋~スキルや感覚の鈍りに対する不安があったため、今まで習得してきたものを自己分析・言語化して面接に臨んだ。まずは自分の強みや経験を整理し、転職市場でどう活かせるかを具体的に考えた。なぜブランクがあるのか、ブランク期間は何をしていたか、といった点に関して企業側が不安にならない説明を準備した。在籍社員のキャリア・職場の雰囲気や働きやすさなどが気になったため、いくつかの事業所の職場見学をした。②|スキルアップ編ポイント:学ぶことで不安を軽減~コメント抜粋~年齢に不安があったため、日商簿記など再就職に有利な資格を取得し、自信をもって再就職活動に臨んだ。AdobeのIllustratorや簡単なデザインツールの使い方をオンライン講座で一から学び直すことで、年齢に引け目を感じなくなった。IT知識が不足していたので、IT関連の書籍を何十冊も購入して勉強した。PCスキルを学ぶためのオンラインの講座でスキルアップした。③|就職後編ポイント:周囲の協力やコミュニケーションを大切に~コメント抜粋~子育てが二の次にならないよう、親からの協力体制を整えた。年齢的にも新たな人間関係を築くことに不安があったが、積極的にコミュニケーションをとることで打ち解けることができた。第5章|【振り返り】やってよかったこと/もっとこうすれば良かったこと経験者のみなさんに、当時の転職・再就職活動を振り返ってもらいました。心に響いたものは、ぜひご自身の就職活動に取り入れてみてくださいね。Q.1|業界/企業選びや転職準備について、やっておいて良かったことはなんですか?①|業界/企業選び編ポイント:職場体験や社員の生の声によりミスマッチを防ぐ~コメント抜粋~SNSを活用して実際に働く社員の雰囲気を知ることができたのは大きかった。職場の雰囲気や勤時間など、自分の体調に合った無理のない条件を優先したのは良い判断だった。年齢や病歴に後ろめたさを感じるのをやめ、今できることに集中するという気持ちで行動したことが再出発の力になった。在籍社員などに会うことが難しければ、SNSを覗くことやDMでコンタクトを取ることも一つの手。複数社から内定が出た際、それぞれの社内の雰囲気を知るべく数日職場体験をしてから就職先を決めた。②|スキルアップ編ポイント:プロからの学びやアドバイスを活用~コメント抜粋~やはり資格は取得しておいて良かった。職業訓練校での学びが有効だった。キャリアコンサルタントやハローワーク相談員からのアドバイスはかなり役に立った。興味のあることがいつ仕事になるかわからないので、気になる分野の知識習得は損得考えずにしておくべき。③|エージェント編ポイント:多角的な視点や専門的知識が有益~コメント抜粋~転職エージェントを複数活用し、それぞれ異なる視点でアドバイスをもらえたのは良かった。業界特化の転職エージェントを利用したことで、より具体的な相談ができた。面接対策に強い転職サイトを利用したので、的確なアドバイスのもとしっかりと受け答えができた。転職アドバイザーにブランクや希望の働き方を細かく伝えておくことで、自分に合った求人を紹介してもらえた。転職エージェントはたくさんあるが、どのアドバイザーが自分と真摯に向き合ってくれるか見抜くことが重要だと感じた。⇒みずほビジネスパートナーでは、金融業界をメインに、一人ひとりに向き合ったお仕事紹介をしています!みずほBP|お仕事検索④|その他余計なことを考えると不安が募っていくので、なるべくサクサクと進められるように準備をした。難しく考えすぎるのも良くない。何か問題があればやめてもいいという余裕や柔軟な考えを持つことも大事だと思った。Q.2|業界/企業選びや転職準備について、もっとこうすれば良かった!と思うことはなんですか?①|業界/企業選び編ポイント:実態把握・業界分析~コメント抜粋~ホームページだけでなく、実際に社員から話を聞くべきだった。エージェントから事前にもっと情報を細かく聞き出せば良かった。転職先の業界の現状や将来性に関する分析を深めた上で、企業選びをすべきだった。金銭面に関して、慎重に計算してから転職すれば良かった。自分がやりたいことだけでなく、「今後伸びる業界」にフォーカスを当てれば良かった。途中から他の業界以外にも興味を持ち始めたため、もう少し早く準備を始めていれば選択肢が広がったと思う。②|スキルアップ編ポイント:準備期間に余裕を持つ~コメント抜粋~履歴書記入のために資格をもう少し取っておけば良かった。スキルの棚卸しと実務経験の準備をもっと早く始めておくべきだった。特にIT業界は技術の進歩が早いので、未経験分野へのキャッチアップは予想以上に時間がかかった。③|エージェント編ポイント:自己分析・エージェント分析~コメント抜粋~希望していない仕事を紹介されることがあるため、自己分析による適性や要望をアドバイザーにしっかりと伝える事が大事だと思った。初めは自力で情報収集していましたがうまくいかず、初めからエージェントを利用すれば良かった。スカウトサービスなどを利用していればシフトや給与などの処遇が上がっていたかもしれないと感じている。④|その他仕事を続けながら転職活動を進めるべきだった。離職期間中の金銭的な不安や精神的な焦りは想像以上で、転職活動にも影響してしまった。仕事をしながらの転職活動だったため、企業説明会やカジュアル面談を見送ってしまったことがあり、もっと時間を確保しておけば良かったと感じた。時間の余裕が、選択肢の質にも影響すると強く実感。コラム|「語学を学び、社内通訳に」主婦からの再挑戦ストーリー100人の経験者へのアンケートから、さまざまな転職の決め手や不安の解消法などを見てきました。次に、継続的な学習と小さな実務機会の積み重ねを通して、再就職に成功したMさんの例をご紹介します!Mさん/女性再就職時:40代前半(子ども12歳・7歳)〈経歴〉大学卒業後、航空会社で12年勤務第二子妊娠と同時に退職後、専業主婦となる海外旅行時に英語力の低下を感じ、週一で英語学校に通い始めたことをきっかけに通訳の道へ現在はフルタイムで企業の社内通訳に従事専業主婦時代、家族での海外旅行時に英語力の低下を感じたことから、ブラッシュアップのために週一で英語学校に通い始めました。勉強を続け、進級を重ねるうちに通訳クラスに入れるようになりました。学びを継続しながら、月に数回程度の通訳の仕事にも挑戦した結果、離職から13年が経った頃に企業での社内通訳のお誘いをいただきました。そこで一つの企業で様々な部署と関わりながら一人の人をサポートする面白さに目覚め、以来、社内通訳というスタイルで仕事をしています。復職を考えるようになったきっかけは、下の子どもの小学校入学を機に時間ができたこと、これまでの経験を生かして再び社会に出たいと思ったこと。そして、夫の転職時に約1年の失職期間があり、自分にも収入があった方がいいと考えたからです。現在の仕事に就くまでに、英語・通訳学校には累計5年以上通い、自宅での勉強も継続していました。この時に得た技術は現在の仕事にも役立っていますし、英語学校に通わなくなった今でも実務を通して勉強の日々です。自分が何をしたいかということも大切ですが、軸はぶらさず、機会にはオープンな気持ちや姿勢を保つことで、思ってもいないようなところから考えてもいなかったような仕事が来て、やってみたらとても自分に合っていたということもありました。古い言い方ですが、ご縁も大切だと思います。子どもが小さい時に勉強を始め、子育てと両立しながら高い授業料を払う中、なかなか成績が上がらない時期や仕事が順調に来ない時期もありました。当時は悩みや不安も多かったですが、今は思い切って一歩を踏み出して良かったと思っています。ブランクがあると踏み出すにも勇気がいると思いますが、実際働き始めると年齢のせいで気おくれしていたことが嘘のように、歳のことは誰も気にしていません。大切なのは与えられた仕事を全うすることだと感じています。今後、時代の流れや自身の生活の変化で働き方は変わっていくと思いますが、柔軟に自分なりの働き方を見つけていきたいと思います。第6章|【まとめ】迷ったときの「決め手」の見つけ方「決め手」を見つけるために大切なことは、価値観の整理をした上で、情報収集や比較検討をしっかりとすること。その上で、必要なスキルや資格取得を計画的に進めれば、選択肢は広がります。また、一人で抱え込まず、周囲の人やエージェントの力を借りながら進めることで、新しい道が見えてくることもあります。転職や再就職においては、正解は一つではありません。現在の状況、そしてこれからの人生において大切にしたいことは何か、よく考えた上で、後悔のない転職・再就職をめざしてきましょう。

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主婦のおすすめパート探し成功のカギ!「働きやすい職場」を見抜くコツ

子育てがひと段落し、気づけば40代。少し余裕が出てきた今、将来のために「また働こうかな」と考えている方も多いのではないでしょうか。とはいえ、長いブランクがあると「家庭と両立できるか不安…」「働きやすいパート先って、どうやって見つければいいの?」そんな不安や疑問が浮かんできますよね。この記事では、子育てがひと段落した今だからこそ見つけたい、「働きやすい職場」が分かる具体的なコツをお伝えします。40代主婦が求める「働きやすい職場」の4つの特徴1|シフトに柔軟性がある「週3日からOK」「午前中だけ」「平日のみ」など、柔軟な勤務体系は主婦にとって何よりの安心材料です。お子さんの学校行事や急な体調不良、家事の都合に合わせて調整しやすい職場は、無理なく長く続けられるおすすめポイントです。2|業務内容がシンプルで負担が少ない久しぶりに仕事をする方には、身体に負担のない働き方がおすすめです。たとえば、マニュアルに沿って進められる事務作業や座って対応できる受付業務などは、主婦の方に人気の職種となっています。無理なく働き続けるためには、仕事内容のシンプルさと、身体への優しさに注目してみるとよいでしょう。3|スキルや経験に応じた研修・フォロー体制がある「研修あり」「マニュアル完備」「丁寧に教えます」といった研修体制が整っている職場なら、安心して新しい一歩を踏み出せます。ブランクがあっても、職場のサポートがあれば自信を持ってスタート出来るでしょう。みずほ銀行の研修制度未経験でも安心して働けるサポート体制4|同世代・主婦層が多く働いている職場に同世代の仲間や主婦層が多いと、子育てや介護の話題を共有でき、共感や支え合いが生まれやすくなります。職場の雰囲気に馴染みやすく、居心地の良さを感じながら働けるでしょう。求人票で分かる「働きやすい職場」のチェックリストシフト・勤務時間の記載は具体的か「9:00~13:00の間で応相談」や「週2~OK」など、働く時間の柔軟さが明確に記載されているかを確認しましょう。曖昧な表現が多い場合は、後でトラブルになる可能性があるため注意が必要です。研修あり・未経験歓迎の文言をチェック職場が教育に力を入れているかも働きやすさのポイントです。「研修制度あり」や「丁寧に指導します」といった文言は、未経験者やブランクのある方が、安心して働き始められるかどうかの判断材料になります。福利厚生・定着率の記載に注目育児や介護の支援制度、急なお休みへの対応、パートでも利用できる福利厚生などが記載されているかをチェックしましょう。「定着率が高いです」といった言葉も、働きやすさの証です。キャリアアドバイザー直伝!面接で働きやすさが分かる質問術求人票だけでは分からない「職場の雰囲気」や「働きやすさ」を知るには、面接時の質問がカギになります。ここでは、キャリアアドバイザーが実践的に使っている聞き方の工夫をご紹介します。雰囲気・人間関係をやんわり探るには?面接で「働きやすいですか?」と聞くのは、少し勇気がいりますよね。でも、こんなやんわりとした質問なら、自然な形で職場の雰囲気を探れるでしょう。・「スタッフの方の年齢層はどのくらいですか?」・「職場でランチなど交流はありますか?」これらの質問からは、職場の年齢層やコミュニケーションの活発さがみえてきます。職場の雰囲気や人間関係の良さを確認できる聞き方です。家庭との両立を確認する聞き方の工夫「急なお休みに対応してもらえますか?」と直接聞くのは、少し気が引けるかもしれません。そんな時は、このように工夫して質問してみましょう。「夫や実家の協力や、地域の子育て支援サービスも使うつもりなのですが、どうしても対応できないときは急なお休みにも対応いただけますか?準備している姿勢を見せながら質問することで、好印象を与えやすくなります。また、「家族も応援してくれています」と伝えることも、長く働ける印象につながります定着率・働きやすさを探る質問職場の定着率や働きやすさは、その職場の居心地の良さを知るうえで欠かせません。・「ご近所の方が多く働いていますか?」・「スタッフの方は、どれくらいの期間働かれている方が多いですか?」もし面接担当者から、地域の学校名などが出るようなら、主婦層とのコミュニケーションが日常的にある職場かもしれません。また、離職率の低い職場は、それだけ働きやすいと言えるでしょう。条件確認は後半に丁寧に「シフトの融通」や、「勤務日数」などの条件面の確認は、しっかり自己PRを行ったうえで、面接の後半に聞くのがベターです。「お仕事の内容について理解したうえで確認したいのですが…」と前置きを添えることで、丁寧な印象になります。キャリアアドバイザーからのヒント気を付けたいのが「最初に聞いていたシフトと違った」というケースです。例えば、「平日のみでOK」と言われて入社したものの、職場の人繰りの変化で土日の出勤を求められるようになったり、夕方の時間帯にシフトが増えたり…。条件が変わってしまうと、家庭との両立が難しくなり、退職につながることもあります。そのような可能性が無いかもしっかり確認しましょう。実際どうだった?主婦のリアル体験談Aさん|43歳/子ども2人主婦の方が多く働いている職場を選びました。急なお休みに対して、上司の理解もあり、とても働きやすいです。また、同じ職場の主婦仲間とは、たまにお仕事帰りにご飯を食べに行くなど、楽しく働いています。Bさん|46歳/ブランク20年結婚前に銀行で働いていたので、パートも金融関係を希望しました。ブランクが長くて不安でしたが、「経験を活かしてください」と歓迎され、安心してスタートできました。同年代のスタッフも多く、無理なく働けています。Cさん|50歳/介護中の親あり子育てがひと段落したら、親の介護が始まりました。今の職場は介護休暇制度が時間単位で取得できるので、介護と両立が必要になっても続けることができています。また、急なお休み申請も快く対応いただけていて助かっています。まとめ|あなたらしく、無理なく働ける職場を見つけよう「働きやすさ」は、人によって違います。でも、少しの工夫で自分にあった職場を見つけやすくなります。この記事で紹介したコツを活かして、あなたらしく、長く続けられる「働きやすい職場」を見つけてくださいね。

【20代夫婦】生活費の負担割合を円満に決める5つのポイント

結婚や同棲により一緒に暮らすことになったけれど、生活費についてはどのように出し合っていけばいいのだろう…。新しい生活に胸が躍る一方、お金のことについて考えることも必要です。今回は、若い世帯の家庭ではどのような費用分担をしているのかについて、考え方のポイントや不満が生じやすい例を見ながらご紹介します。生活費の各項目の割合は?生活費を考えるうえで、どのような項目が世帯の所得を占めているか、平均的な例を見てみましょう。一般的な勤労者世帯の生活費の割合参考:総務省:家計調査報告(二人以上の世帯)-2025年(令和7年)5月分-このデータの平均年齢は50代であるため、子育てを考えている場合はゆくゆく教育費等の子どものための費用が必要となることも視野に入れておきましょう。また、この「住居」には住宅ローンは」含まれません。共働き夫婦の生活費の負担割合は?夫が仕事で収入を得て、妻が専業主婦で家で家事をする時代は、ほぼ10割が夫の所得で生活していました。共働きが増えた今の世代は、どのように生活費を負担しているのでしょうか。妻の雇用形態によって異なる負担割合共働き夫婦の場合、妻の雇用形態によって負担割合が異なります。妻がパート勤務の場合は夫婦の所得の差が大きいため、生活費の大半を夫が負担しています。妻が正社員としての勤務であれば、子どもがいない夫婦の生活費はおおよそ折半に近く、自分の所得は自分のものという認識が強い傾向があります。子どもがいる夫婦では共通の所得という認識に変わり、夫の生活費負担の比率が増える分、妻は貯蓄を担うことが多いようです。※注「家族共通の生活費」の定義は各家庭により異なります。参考:家計経済研究所:共働き夫婦の家計運営夫婦の生活費を分担する5つの方法では、夫婦の生活費についてどのように分担するか考えてみましょう。考え方には次のような方法があります。項目別で負担する家賃・貯金・娯楽費・食費など、項目別に分ける方法です。家賃や光熱費などの固定費を夫、食費や娯楽費などの変動費を妻、のように分担します。変動費の担当は、節約やレジャーの予定を考えるのが得意な方が担当すると不満がたまりにくいでしょう。収入に合わせて負担する家族共通の生活費を、それぞれの所得に合わせて同じ割合を負担する方法です。例えば、「個々の年収÷世帯年収」として計算する方法があります。例:夫500万円、妻300万円生活費20万円/月の場合夫の割合500÷(500+300)=0.625→60%妻の割合300÷(500+300)=0.375→40%夫の費用負担:12万円妻の費用負担:8万円共通口座でまとめて管理する夫婦の収入を共通口座にまとめ、そこからすべての支出を管理する方法です。すべての収支をお互いが把握できるため、家計の管理がしやすいというメリットがあります。全てを折半して出し合う生活費を完全折半し、同額を出し合う方法です。夫婦の所得の差が比較的少ない夫婦に見られる傾向と言えるでしょう。家族共通の生活費専用のクレジットカードを作成し、毎月「(固定費+引き落とし総額)÷2」の金額を共通口座へ入金して管理する方法などがあります。番外編:一方が生活費を全額負担する家族共通の生活費を、片方が全額負担する方法です。片方の所得で生活費を担うことができるため、比較的夫婦の所得の差が多い夫婦、もしくは世帯年収が高い夫婦に見られます。もう片方の所得は貯蓄に回すなど、家族の備えにすることで平等感が生まれるでしょう。生活費折半に不満を感じる3つの原因一度決めた生活費の負担割合ですが、生活の中でモヤモヤと不満に感じてくることも。次のようなことが原因かもしれません。負担割合のバランスがとれていない家計と家事を分担しているはずなのに、「私の方が大変」と感じる人も多いのではないでしょうか。たとえば、生活費の負担が夫6割・妻4割なら家事の負担は反対の比率にし、バランスを取る考え方もあります家事については次のように数値化してみてはいかがでしょうか。①家事ごとに負担度を点数化する夕食作り=5点、風呂掃除=2点、ゴミ出し=1点など②各家事の頻度で点数をかける夕食作り(週5回)→5点×5回=25点③合計点数を出して、担当者ごとに分ける夫が30点、妻が70点なら「家事負担は3:7」と可視化する数値化することで、負担割合を見直す際に納得感のある話し合いができます。固定費以外の負担が大きい共通の生活費の認識は、個々の家庭によって異なります。例えば「飲み会代」や「理美容代」を共通の生活費として捉えるかは異なってくるのではないでしょうか。片方の利用頻度が多かったり、金額が高額であったりすると、不満に思うケースもあるようです。最初に決めた割合を見直していない転職による所得の変化や、妊娠・出産や疾病による休職、勤務時間の変化によって最初に決めた当時と所得割合が変化していることもあるでしょう。最初に決めた費用負担をそのまま継続した場合、不満を感じることがあります。家計の負担バランスを円満に決める5つのポイントお金の分担で夫婦仲が悪くならないために、次のようなポイントに注意して話し合いましょう。同じ家計を維持していくパートナーなので、思いやりを持った話し合いが大切です。1か月にかかる生活費を明らかにするまずは、毎月の生活費を明らかにしましょう。おおよそ3か月分の固定費や口座引き落としの明細があると判断しやすくなります。季節によって光熱費の変動や、イベントにかかる費用もあるため、そちらも可能な限り把握しておくと良いでしょう。また、何を家族共通の生活費にするか、毎月の貯蓄はどうするかについても決めておきましょう。お互いの所得を把握する次に、お互いの所得を明らかにします。給与明細など、月次で把握できるものがあるとより確認しやすいでしょう。賞与がある場合はその扱いについて検討しておくのも良いですね。家事の負担も考慮して考える生活費折半に不満を感じるポイントでもあるように、家事の負担割合も併せて考慮すべきポイントです。どちらかに比重が偏りすぎないように、お互いが納得感のある割合を決めましょう。ライフステージの変化にどう対応するかの認識を合わせる20代の夫婦であれば、今後さまざまなライフステージの変化があるもの。大きなライフイベントや、次に想定されるライフステージの変化によって、「その時にどうするか」の大まかな認識をすり合わせておくと安心です。想定されるライフイベントやライフステージの変化出産・育児での休職期間教育費の備え老後資金の備え転職、転勤住宅購入定期的に見直しをするここまでのポイントを踏まえて、一度決めた負担割合であっても、定期的に見直すことをおすすめします。不満が生じた時に見直すことにしてしまうと、なかなか見直しの機会を言い出しにくいもの。「〇年に1度」や「ライフステージが変化したタイミング」など、見直す機会を夫婦共通の認識としておくと良いでしょう。まとめいかがでしたでしょうか。これから初めて費用負担について話し合う場合は、今回の記事にあることを参考にしてみてください。お金の話し合いはしづらいイメージがありますが、ともに生活をしていくうえで必要なことです。お互いが無理のない費用負担を決定し、日頃の感謝の気持ちを再確認する機会になると良いですね。あなたの悩みを少しでも解決する力になれたら幸いです。