パートの志望動機、書き方のコツとは?相手に伝わる志望動機を書こう。
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いざ仕事に応募しようとするとき、考えるのが志望動機。何を書こう、と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。書き始める前に、まずは自分をよく知り、企業を知ることから始めてみませんか。今回は、伝わる志望動機を書くためのポイントをご紹介していきます。
目次
志望動機の重要性。書く前に考えるべき大切なこと
「志望動機」は応募書類でも面接でもチェックされる項目。
そもそも志望動機とは、応募した企業を選んだ理由や、なぜそこで働きたいかを伝えるためのもの。他社ではなく、なぜこの企業を選んだのかを、伝える必要があります。
そして、主婦/主夫の志望動機は、働きたい理由や、企業側が求める人物像にマッチしているかを確認するためにも大切な項目なのです。
まずは、書き始める前に考えておきたい4つのポイントを整理していきましょう。
主婦/主夫の志望動機でよく見られる4つのポイント
1.なぜ働く? 働きたい理由
主婦/主夫が志望動機でまずチェックされるのが、働きたい理由。なぜ働きたいか、理由を考えてみましょう。
子どもの成長とともに時間ができた、または子どもの教育資金など、具体的な目的があれば、企業にとっても長期で働いてくれる可能性があると受け取られ、メリットになります。
2.どれくらい働きたい? 勤務時間について
どれくらいシフトに入れるか希望をまとめておくと、企業にとっても採用した場合のイメージがつきやすくなります。また具体的な希望がある場合、応募時に伝えておくことで、お互いの理解不足を避けられます。
3.なぜここで? 企業への興味・関心
応募先の企業のどこに興味を持ち、なぜ応募先として選んだのかを具体的に書き出してみましょう。その時に、経験から繋がることや具体的な言葉があるほど、採用担当者の心をグッとつかむポイントになるはずです。
4.なにができる? 経験を活かす
これまでの経験から自分はどんなことができるのか、考えてみましょう。即戦力になるものがあれば、お互いにメリットがあり採用されやすくなります。
未経験であっても、主婦/主夫の経験の中で活かせるスキルがあれば、アピールしていくことも大切です。自分がどんな経験をし、貢献できるものがあるか考えていきましょう。
主婦/主夫のスキルについてはこちらの記事も併せてご覧ください。
志望動機、書き方のコツ。「言葉選び」を工夫して、「具体的に」伝えよう
実際に書き出すときは、企業を選んだ条件などの理由に経験や熱意をプラスして、相手に伝わる言葉で書いていきましょう。
仕事選びの条件は、伝え方が大切。相手に伝わる「言葉選び」を
「ここに応募しよう」と考えたとき、選んだ条件には自分なりの理由が含まれているはずです。志望動機を書くときは、自分のメリットを一方的に伝えるのではなく、相手のメリットを考えて、伝わる言葉に変換してみましょう。
通勤時間(家から近い)
通勤時間が短いと、家庭との両立がしやすい/体力負担が少ない
↓〈企業側のメリットに書き換え〉
・長く働ける(続けやすい)/長時間勤務がしやすい
・公共交通機関の影響を受けにくい
・シフトの調整がしやすい
勤務時間(短時間勤務)
扶養の範囲内での勤務を希望したい/募集されている勤務時間帯が希望条件に合う
↓
・長く働ける(続けやすい)
例「扶養の範囲内を希望するが、働く時間や曜日はご相談の上決めたい」など
勤務形態(シフト変更がきく)
シフト条件が合う/家庭の事情に無理なく合わせやすい
↓
・長く働ける(続けやすい)
+周りの状況に合わせて柔軟に対応したい姿勢を見せると、仕事への熱意が感じられ、好印象に
例「週3日程度希望するが、忙しいときには出勤を増やせる」など
収入・時給 (高時給)
子どもの教育資金/親の介護資金の準備のため、限られた時間でもしっかり稼ぎたい
↓
・「生活資金/子どもの教育資金」(目的)のために長期的に働くことを考えている
+中長期的に収入を得る「目的」を伝えることで、長くしっかりと働いてくれると好印象にもなるはず
業務内容/スキルや経験の有無
経験やスキルなどを活かせる/ブランクはあるけどやってみたい/未経験だけど挑戦したい
↓
・経験やスキルは具体的に伝える。
・経験はあってもブランクがある場合は、そのことを伝えて謙虚な姿勢を見せる(誠実さ)
・ブランク期間にスキルアップのための努力や経験があれば伝えておく(仕事への熱意)
・仕事以外の経験で活かせる強みがあればアピール
+企業にどう貢献できるかを伝える
経験を振り返って自分を知る・伝える
自分のキャリア・経験の棚卸、主婦/主夫の経験も強みに
職務経歴書を書いている場合、そこでも経験の棚卸をしているかと思います。自分の経験やスキルとして活かせるものはもちろん、「職務」としてではなくても、主婦/主夫としての経験から身についた力が仕事に役立つスキルになることも。
- 段取り・時間管理力(家事育児の日々の時間管理)
- コミュニケーション力(地域やママ友付き合い、学校関係のコミュニケーション)
- 問題解決・忍耐力(思い通りにいかないことだらけの子育て経験)
など得意分野として活かせる場合もあります。
求められる能力・人材をイメージしながら自分のアピールポイントを探す
企業で求められている能力や、人物像が明確な場合、自分がどのようにアピールできるか探してみましょう。社会経験が少なく、ブランクが長い場合でも、その間に家事や育児で身についたスキルがあれば、アピール材料になります。
文例は参考程度に。企業や職種を理解して、「自分の言葉」で伝える
ネットで検索すれば、なんでも簡単に調べることのできる時代。志望動機の文例を探せば、たくさんヒットします。でもそれは、あくまでも例として参考程度に活用しましょう。
せっかく自分が働きたい場所を見つけたのであれば、なぜこの仕事に応募したいと思ったのか、自分の言葉をプラスして伝えてみませんか。
・どんな企業なのかを調べてみる
例 「御社の〇〇に興味を持った」
・共感できる部分を探す
例 「〇〇な企業姿勢に共感した」
・自分の経験や強み、貢献できることを書き出す
例 「前職では〇〇を経験していた/〇〇を活かして貢献していきたい」
ポイントは、誰かの言葉ではなく、自分の言葉で伝えること。
自分にしかない経験や自分の想いは、リアルな言葉で伝えたほうが相手にもきっと伝わるはずです。
まとめ 「採用担当者の目線」で考え、伝えよう
最後に、根本的なポイントに立ち返り考えてみましょう。
もしもあなたが採用担当者だったら、どんな人と働きたい・採用したいですか。
- 自社のどこに興味をもっているのか
- 求める人材と重なる部分はあるか
- どんな経験がここで活かせるか
- どんな働き方をしてくれそうか
こんなことを考えるのではないでしょうか。
働きたいと考えたとき、どうしても自分のことばかり考えてしまいがちですが、採用担当者や企業の目線になって考えてみると、志望動機を書くときの視点も変わるかもしれません。
自分の言葉で具体的に伝えていれば、きっと相手もあなたと働くイメージがしやすくなります。
企業とつながる第一印象にもなる志望動機。この人と働きたい!と思われる内容を書けるよう、自分を知って、企業を知って、相手に伝わる言葉選びで魅力ある志望動機を書いていきましょう。
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