【主婦/主夫の復職・再就職】 仕事の選び方・仕事選びの軸6選
家事と仕事の両立|知る、つながる、働くわたし
子どもが大きくなって自分の時間が増えると、家計のためにそろそろ復職しようかなと考えることはありませんか。そう思ったときに考えておきたいこととは―
この記事では、仕事選びのポイントとなる「自分軸」についてお伝えします。
自分にとって大切なものを明らかにした軸をもっておくと、自分に合う仕事が見つけやすくなります。自分軸を考える上での「条件」と「適性」などのポイントも踏まえながら、働くために今からできるヒントをお伝えしていきます。
目次
どうして「自分軸」が必要なの?
なぜ「自分軸」が必要なのでしょうか。
- 効率よく仕事さがしができる
- 再就職後のミスマッチを防ぐ
お金のため、人や社会との繋がり、社会貢献。または、自分自身の成長や日々の充実、これからのキャリアなど―――仕事をする目的は人それぞれ。
再就職や復職をされる方の場合は、以前働いていたころからご自身の環境(家族の有無、自由な時間など)も、なにかしらの変化があったかもしれません。
だからこそ、誰かの基準ではなく、いまの自分にとって大切なものを明らかにした「自分軸」が必要です。働き方もひとつではない時代だからこそ、自分に合った働き方を見つけて、自分らしく働ける場所を探してみませんか。
「自分軸」となる仕事選びの6つのポイント
まずは、仕事を探す上で欠かせない条件について、チェックしたいポイントをご紹介。
- ポイント1 勤務時間・休暇条件 働く自分をイメージしてみる
- ポイント2 希望収入 自分の希望を書き出してみよう
- ポイント3 通勤距離と時間 タイムイズマネー
- ポイント4 職場環境 会社の雰囲気・社風
- ポイント5 業務内容・スキル・経験 自分に合うかどうかもポイントに
- ポイント6 自分自身の適性チェック 経験を振り返るとヒントは見つかる
ポイント1.勤務時間・休暇条件 : 働く自分をイメージしてみる
1日24時間はみんな同じ。今の自分の日々の中で、仕事をしたらどんな毎日になるかイメージしてみませんか。
働いている自分をイメージ
毎日のスケジュールを現在のルーティンと合わせてイメージしてみることで、自分の生活リズムに合った勤務時間・曜日を具体化できるようになります。
希望の条件を具体化する
土日休みや長期休暇等、希望の条件を具体化しておくこともおすすめします。家庭の事情に応じて急な休みに対応してもらえるか、会社の人員配置等、無理なく働けるかも合わせてチェックしておきたいポイントです。
ポイント2.希望収入 : 自分の希望を書き出してみよう
希望する収入額に具体的なイメージがある場合、時給と働ける時間や日数をイメージし、計算してみるのもおすすめ。
空いている時間にできるだけ多く働きたいのか、扶養の範囲内で働きたいのかによっても変わってきます。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
また、お金だけを考えるのではなく、業務内容に対して、納得のできる時給が設定されているかについても考えておきたいポイントです。
ポイント3.通勤距離と時間 : タイムイズマネー
距離も時間と大きく関係してきます。家庭と仕事の両立を考える場合、まさにタイムイズマネー。通勤時間を自分時間として有効に使うこともできますが、距離が長いと往復でかかる時間の影響も大きいため、勤務地選びも重要です。
自宅から通いやすい場所や在宅ワークができる場合、通勤にかかる時間を家事や働く時間に充てることもできます。仕事と家庭の両立を始めるにあたって、体力、精神的にも負担のないよう、通勤距離を意識して仕事を探すのもおすすめです。
ポイント4.職場環境 : 会社の雰囲気・社風
実際に働いてみないとわからない場合が多いものの、会社の雰囲気や社風を、HPなどで事前に調べておくと安心。実際にその会社で働いている人がいる場合、聞いてみるのもおすすめです。ここで働いてみたいという気持ちが持てるかどうかも大切なポイント。
ポイント5.業務内容・スキル・経験 : 自分に合うかどうかもポイントに
専業主婦/主夫の期間を経て働く場合は、また働けるかの不安もあるかと思います。
仕事によっては、体力が必要なものや、スキルが必要なもの、同じ業務でも会社によって内容はさまざま。
未経験でも働けるか、スキルや経験が生かせるものか、具体的な業務内容を確認しておくと、働き始めてから会社とのミスマッチも少なくなります。
業務内容については、自分に合っているかどうか適性と照らし合わせて考えてみることも重要です。最後のチェックポイントは適性について考えていきます。
ポイント6.自分自身の適性チェック : 経験を振り返るとヒントは見つかる
過去の仕事経験や、自分の好きや得意を見つめ直すことは、自分に合った仕事を見つけるヒントに。人から褒められたことや言われてうれしかったことの中にも、自分では気づかない「適性」が隠れているかもしれません。
- 人と話すことが好き → 受付窓口や電話応対など人と接する仕事
- 一人で作業することが得意 → デスクワークや入力作業で集中力を発揮
- 誰かと一緒に過ごすことが好き → チームで取り組める仕事も視野に
- 家事の段取り時間管理が得意 → 仕事以外の経験も自分のスキルのヒントに
上記はほんの一例ですが、「これだけは避けたい状況」を考えることも自分に合う場所を探す手掛かりになります。
今までの出来事や経験を振り返り、自分がイキイキできる分野や、自分らしくいられる環境、自分の適性について考えてみるのもおすすめです。
仕事選びの優先順位を書き出してみよう
ここまで紹介した求める条件や適性を書き出して、「自分軸」を整理してみましょう。
書き出すことは、自分軸を探す上でも次のような以下のようなメリットが期待できます。
優先順位を書き出すメリットはなに?
- 条件に優先順位を付けることで、自分にとって大切なことが明確に
- 不安に感じていることを書き出し客観視することで、対策を講じることができる
- 感動したり心が動いたときのことを書き出すことで、気づいていなかった「自分が本当に求めること」が見えてくる
家事や育児に追われ、自分のことが後回しになってしまうことも多いと思いますが、少しでも自分軸を考える時間を作ることをおすすめします。
書くことは思考の整理になり、そこから自分が理想とする働き方が明確になり、行動するきっかけに繋がります。
優先順位付けのステップ
いまの自分が考えている「自分軸」について優先順位を把握してみましょう。ひとつの把握方法をご紹介します。
- (STEP1) やりたい仕事・気になる仕事を書き出す
- (STEP2) STEP1で書き出した仕事を「自分軸」にて〇△×で評価する
- (STEP3) 評価を数値化(例:〇=3点 △=1点 ×=0点)して合計値をだす
- (STEP4)もし同値になった場合に、優先したい軸を再度検討する
特に、最後の(STEP4)にて同値になった際に選んだ軸は、自分のなかでも重要度が高いものだということが分かります。
まとめ 自分軸を持って、新しい一歩を
自分軸がわかってくると、たくさんの条件の中から優先順位をつけて、仕事選びにも軸を持って探すことができるようになります。
迷った時には、自分の大切にしているものに立ち返り決めていく。自分軸を持つと、自分らしい働き方や、働ける場所に出会えるチャンスが増えるかもしれません。
そして、やってみたい、挑戦してみたいと思える仕事が見つかったら、一歩踏み出してみることをおすすめします。
自分で決めた新しい一歩は、きっと新しい自分に出会うための扉を開いてくれるはず。
なんのために働くか。何を大切に選ぶか。
働きたいと思ったら、一度自分で考えてみませんか。